今回はピッコマで連載中のmiraenavi/S.Yang先生の
「小説の中の悪女皇帝になった」59話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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小説の中の悪女皇帝になった 59話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
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未だに亡母を頼る情けない姿に、臣下たちも呆れているようです。中でも騎士団長は、そんな領主を利用しようと画策していました。
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小説の中の悪女皇帝になった 59話 ネタバレ
テルン領主の屋敷にて門前払いされてしまった皇帝からの使者ですが、当然その訪れは領主の耳にもきちんと届いていました。
しかしテルン領主は非常に臆病な性格をしており、いつ海賊が襲ってくるかわからないと四六時中怯えながら部屋にこもり布団に包まっているような人物だったため、騎士団長から報告を受けても憔悴しきった様子で「海賊の変装に決まっている」と決め付け、早々に追い返すよう命じてしまいます。
騎士団長はそんな領主に表面上は臣下として愛想良く接していました。
・・・。
そして、間違っても自分の落ち度とはならないよう領主に対して念を押し、あくまで領主自身が使者の受け入れを拒んだのだということを明確にしました。
これで、もし使者への対応を不敬だと咎められても、全面的に領主が責任を負うことになります。
さらに本当に領主の懸念通りに使者の正体が海賊だった場合は、それを自分の手柄として皇帝にアピールし、直々に取り立ててもらおうとも考えていました。
そんな母が夢の中で海賊について警告してきたのだと語るいい年をした領主に、騎士団長は呆れたようにため息を吐きました。しかしすぐにむしろこの器の小ささは傀儡とするには好都合だと思い直し、恭しく「必ずや海賊から領主様とテルンをお守りいたします」などと言って領主を適当にあしらったのでした。
一方その頃、使者が偽者扱いされたことを聞いたつぐみは非常に憤りを感じていました。
身分を証明するために皇帝の正式な使者が掲げる旗は、特殊な加工によっておいそれと偽造出来ないようになっています。
それをきちんと確認することもしなかったらしいテルン領主の信じがたい浅はかさに、つぐみは落胆を隠せません。
武力を持って・・!!
しかしテルン領主との戦いなど、原作小説にはなかった展開です。つぐみは自身の判断が「ユリア」として正しいかどうか、俄に不安になってきてしまいます。
しかも、そんな彼女の様子に気が付いたユーストが「心配事でもあるのですか?」と尋ねてきたことで、つぐみはますます動揺してしまいました。
「ユリア」を心から慕っているユーストの前で、本物の「ユリア」らしからぬ言動をするわけにはいかないからです。
それでも結局「テルンについて良く知らないと思ってな」と迷いを口にしたつぐみに対し、ユーストはこの地域が帝国に降った経緯を考えれば仕方がないとフォローしつつ、担当者であった自分も知識が不足していることを申し訳なさそうに告げたのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった 59話 感想・考察
59話の見どころは、テルン領主の意外なキャラクターです。
領民たちにとんでもない重税を課していたり、見た目の整った子供たちを無理矢理集めて生贄として海賊に差し出したり・・・と前話にて明らかになった行いがまさに極悪非道といった印象だったので、フェーズ公爵やスチェータ男爵に勝るとも劣らない外道を想像していたのですが、今話の登場シーンを見るにせいぜい小悪党といったところで、臆病が過ぎて悪政をしいているとは意表を突かれました。
これでは皇帝が目の前に現れればすぐに降伏してしまいそうですが、代わりとばかりに騎士団長がなかなか腹黒いようなので、今回の戦いもあっさり終わることはなさそうです。
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次回第60話ネタバレはこちらから
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