今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 223話・224話(漫画版は73話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 223話 224話 ネタバレ
・・・の前の管理人のつぶやき。
悪女は砂時計をひっくり返す 原作”小説”版 223話の感想アップしました!
物語上の立ち位置は絶対違うのに、
終始ヴィラン(悪役)で楽しそうな国王が1名。
そんなウキウキ国王のお話。https://t.co/kFuzjImwtu#悪女は砂時計をひっくり返す #ネタバレ #原作小説版 #感想 #原作小説版 #翻訳— halu@ハッピー☆マンガ道場 (@happymangado) October 1, 2021
前話ネタバレはこちらから
↓↓↓
223話
ついに刑の執行かな・・(ドキドキソワソワ…
処刑は刑の宣告と同時に行われ、それは悲惨な結末が待っていることを、そのほかの水面下の反逆者たちに知らしめるためだった。
刑の宣告と処刑が同日、そして公開処刑・・。
・・・まじか・・。
『出てこい。移動だ。』
『…?!!』
そうだよね・・実際は軽い刑の貴族もわからないから、”俺、処刑なんじゃないか・・?”って考えると気が気じゃないよね・・。
『頭がすごく痛い……足も……お兄様……』
カインは、よろけているミエールを慌てて支えた。
『待っていろ、ミエール。すぐに家に帰れるから。』
『お兄様…』
あれ・・なんでだろう・・心が苦しい・・。
カインがここで自信を持っていたのは、弁護士とアリアを信じていたからだ。
・・・。
__
__
囚人たちは皆、最初に刑務所に入れられた時に乗っていた鉄製の馬車で広場に連れて行かれた。
今日が処刑の日であることが帝国内に知れ渡っているのか、広場に向かう途中にはたくさんの見物客がいた。
野次馬は石を投げたり、爵位を失った裏切り者を罵ったりし、馬車はその炎を煽るようにゆっくりと移動していった。
『出て行けーー!!!』
広場では、さらに大勢の人が彼らを待っていた。
帝国中の人々がそこに集まっているような感じだった。
見物人を遮るようなスペースを作っていなかったので、罪人の彼らが馬車から降りて移動すると、あちらこちらから手が罪人に伸び、そのうちのひとつがイシースの髪の毛を掴んだ。
『痛いいいいいッ!!!!』
イシースはそのまま馬車から地面に落ちた。
いくら罪人として憔悴していても、彼女は20年近くも帝国の最高貴族として生きてきた。目が合った人間は、すぐに慄いて彼女の視線を避けた。
イシースの覇気は健在ね・・。
『お兄様っ・・!!』
初めて強い敵意を感じたミエールはカインの腕に捕まり怯え、カインは妹を精一杯守るようにして目の前の騎士についていった。
『罪人は、並べ。』
長い間、王家の側に立ち、貴族党の貴族たちと対立してきた高位の貴族が命じた。
『お前はまだ自分たちを貴族だと思っているようだが、どんな罰を受けるか知らないようだな。』
貴族は、罪人を罰するのがよほど嬉しいかのように言った。
未だにこの事件から抜け出すチャンスがあると信じていた罪人貴族たちは、恐怖に震え始め、その光景を見ていたローハンは嫌がらせは、やめるべきだと仲裁に入った。
『あなたが喜ぶ気持ちは十分にわかりますが、
私にはこれよりも大切なことがありますので、早く済ませてくださいな。』
何十人もの人の命よりも大事なことがあると言いながら、
他国のトラブルに退屈そうにしているローハンに、人々の視線が集まった。
ローハン、相変わらずすげぇ(早く済ませてくれ、って言うあたり)な・・。
『あら、ローハンさま。
この方々(罪人貴族)にとっては大事なのだから、そんなこと言わないでください。』
隣にいたアリアに叱られ、二人の視線は自然とアリアに移っていった。
『よくも・・よくも・・この下賤な女が…!!!!』
怒りが収まらないイシースがこの状況でもアリアを責め立てると、ローハンはイシースに近づくため、席を立った。
『まーだお前はそんなことを言っているのか。』
今やアリアは帝国ではなく、クロア王国の星でもあるのだから、そう言われると嫌気が差すようだった。
『ローハン。』
『よく見ろ、イシース。
お前がいつも下賤下賤だと笑っていたアリア様の横にいるのは、誰だ?』
・・・?
__
__
近くに行って嘲笑しながら、
イシースにしか聞こえない声でローハンはアリアの席を静かに指差した。
『…!!!』
殴られるかと思って縮こまっていたイシースが、ローハンの指差す方向に目を動かした。
そう、ローハンが公爵邸を訪れたときに、用事があると言ってひとり突然姿を消した貴族が。
クロエ・・!!!
ミエールに「知らない」と言われ気がかりだった男。
離れていた時よりもアリアの近くにいると、まるで家族のような存在に見えていた。
『・・・まさか!!!』
『あぁそうだ、お前の想像どおりだ。
あぁ、それと。今、お前は平民として格下げされているのだから、アリア様のことを下賤だだなんて言えるはずもないのだが?』
クロエとアリアの関係を見抜いたのか、イシースは自分では抑えられないほどに震え上がっていた。
b(親指立ててます
『あぁ、まだ驚くのは早い。アリアがどこの家のお嬢様か知っているか?お前も会ったことがある。ピアスト侯爵だ。そして、アリア様の隣にいるクロエは、侯爵の一人息子であると同時に、かつて王家だったバイオレットの息子でもある。死ぬまでに知っておくべきこと、だったなぁ…!あぁ…どれだけお前は饒舌に舌を間違えてバカにしていたのか…!!!』
ここまでくるとまじでローハン完全にアッチ側(敵側)でしょwww
イシースはクロエの噂を思い出した。
イシースは身体を震わせて、頭の中を整理した。
お見事。ちょうど私の頭の中も整理してくれてありがとう。
イシースの心は一気に奈落へと沈んだ。
しかし、同時に彼女は不思議に思った。
証拠がない、ってことよね。クロエと似てるだけで。
『売春婦が産んだ女の血筋をどうやって確認すると言うでしょうか…!』
__
224話
そう尋ねると、ローハンは哀れみの表情でイシースを見つめた。
『二人の顔を見て、父と娘だとわからないのか?そんなの通りすがりの犬でも一発だぞ?そうでなくても、別の方法がある。お前はアースに招かれて皇城の池に行ったことがないからわからないだろうが、王族を判断するのはとても簡単なんだよ。』
あー・・そうだった。アースが王家の血筋を確かめさせてたね。水を触って。
『・・・あの女があの池に入ったということか・・・』
『あの女?おいおいおいおい、もうあまり自由に話すな。正気か?』
『そんな馬鹿げた迷信をどうして信じろと?
何よりも他国の王として、あなたもどうしてそれを知っているのですか?』
もう何も信じられないというイシースの反応に、ローハンはため息をついて言った。
『はぁ…私がどれだけアーステロペと親しいか、お前は本当に知らなかったようだな。アイツが10歳くらいのときのことだ。アースはお前ら貴族に殺されかけて、何年もクロア王国に隠れていたんだ。もちろんそのおかげで、素晴らしい光景を見ることができたんだがな。』
素晴らしい・・”光景”・・。
これさ、アースが暗殺者に襲われて、ってやつ、だよね・・
貴族派であっても初めて聞く話に、イシースは目を見開いた。
そして、思わず言い間違えたように口を塞いだローハンだが、
イシースの最期を思うと、アースの顔色を読みながら、こっそりと囁いた。
『父と俺だけが知っていることを教えてやろう。
危機に瀕した王族は死ぬ間際に不思議な力が発現するんだよ。聞いたことあったか?』
・・・そもそもミエールが言うまでもなく、ローハンは知ってたってわけね笑 全部演技だった。笑
イシースは大きく目を開いた。
秘密だと知ると、イシースをからかうのが楽しくなったようで、一呼吸おいて、
『ミエールが主張し続けたアースの力だよ』
とゆっくり囁くように言った。
ヒィ!
何より不思議なのは、それが本当に王家に関係していたということだ。
『10歳のアーステロペが瀕死の状態でどうやってクロア王国に来れたのか・・。能力が発現し、空間を超えてきたんだよ。』
__
__
イシースは彼の秘密の告白に吃驚して言った。
『・・冗談、でしょう?』
『ハッ!どうして今、冗談を言わないとならないんだ…?それにしても、庭の真ん中にアイツが突然現れたのにはびっくりしたなぁ…!これは、ほんの一部の王族にしか発現しないものなんだってよ。ほとんどの人間が知らないアースの能力の発現に、お前ら貴族派は大きな貢献をしてくれたんだよ。あぁ、ありがとうな。』
イシースの心は完全に乱されていた。
ローハンの言葉をどう受け止めていいのかわからず、イシースの唇はずっと震えていた。
『考えてみろよ。お前らがあれだけ侮辱したり要求したりしても、アーステロペは全部やってくれたんじゃないのか?あ?それに、どうしてそんなに長い間、帝国や王権を維持できたと思う?』
ローハンの言葉には信憑性があった。
イシースは、皇太子は実際には二人いると言われていたことを思い出した。
『あれは・・本当だったの?』
ローハンは彼女が信じられるように詳しく説明しようとしたが、それを笑って終わらせた。
『まあ、もう何でもいいじゃないか。お前たちは死んで、アーステロペは史上最大の権力を持つ皇帝になって、しばらくしたらアリア様が皇太子妃になる。皇室の権威に敢えて逆らって挑戦してきた悪を始末したという大きな成果を残して、一番近い国(クロア王国)とずっと平和に過ごすんだよ。』
すげぇ・・まじでローハンがどうしようもなく悪者に見える・・(王道のストーリーならここでイシースにも能力が発現してローハンを倒して、世界に平和を取り戻すやつだ・・笑
去っていったローハンは、もう悔しくないのか爽やかな顔で背を向け、イシースは信じられない真実を知り、哀れな顔をしていた。
イシースの目はもう地面に伏していた。
見事ね・・・震えるわ・・。
広場の真ん中にあるギロチンがイシースの視界に飛び込んできた。
イシースは刑の執行までまだ時間があったにもかかわらず、
すでに目の前のギロチンで首を落とされたかのような顔をしていた__
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 223話 224話 感想・考察
ローハンのイシースに対する独壇場となった今話。
すっかりヴィラン(悪役)で終始楽しそうだったよね・・笑 ペラペラアースの能力についても話しちゃうしね?笑
てゆかローハンはすでにアースが10歳のとき(10年前だね)からアースの能力には気付いていたんだね。そして親交もその時からだった。だからアースとなんでも言い合える悪友だったんだね。
そして広場にあるギロチンはひとつで、今回の処刑はイシースだけ、なのでしょうか。。
でも、ミエールもカインも他の貴族も集められてたね。そして広場、アリアの隣には本当のお父さんのクロエがいた・・。
さて、ローハンがあまりに楽しそうで、
今話は刑の執行までの話となりましたが、次回、でしょうか・・。
“早く済ませてくださいな。”なんて言ってたヤツが一番楽しそうに引き伸ばしてくれました。笑
次回も気になります・・・!!!
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