【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 221話 222話ネタバレと感想。伯爵夫人離婚へ・処刑場へ向かうアリア・思いがけない邂逅。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す原作小説版 221話・222話(漫画版は73話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 221話 222話 ネタバレ

・・・の前の管理人のつぶやき。

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 219話 220話ネタバレと感想。アリアとミエール2人だけの初めてのお茶会
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 219話・220話(漫画版は73話?)を読ん...

221話 第21章. 自滅の危機

管理人halu
管理人halu

ミエールはアリアが助ける(?)ことに。カインは伯爵夫人が弁護士(不穏)を呼んでくれて減刑に・・?(コンナニウマクイクカヨ…

『あなた(イシース)と違って、私とお兄様は生き延びるわ!!』
『・・・。』
ミエールは、過去ずっとアリアを陥れたことがないかのように完全に信頼していた。
しかし、イシースの冷たい視線は変わらず、興奮しすぎていることに気づくと、ミエールは口角を下げて平静を装ったのだった__
__
管理人halu
管理人halu

ここから新章に入ります。章題は“自滅の危機”ヒィ!!

メリアート子爵に率いられた愚かな貴族たちは、罪の重さを軽減するために他人を非難していた。正気であればそんなことは考え直しただろうが、なにせよ彼らは追い込まれていた。
管理人halu
管理人halu

仲間を売って、刑を軽減ね・・。

メリアート子爵のように逃亡した家もあるし、クロア王国の兵士は全財産を持って姿を消していたし、土地も屋敷もすべて国に捕捉されていた。

何よりも、彼らをより苦しい立場に追い込んだのは、カインの弁護士であるリーリエの存在だった。
管理人halu
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弁護士は”リーリエ”・・。
(名前間違ってたらごめんね?

帝国の弁護士であるリーリエは、獄中で長い時間をかけてカインを救う方法を探っていた。

管理人halu
管理人halu

・・・マジで?

『カイン様、先ほど新たな資料も見つけました。
これを持って、最大限カイン様に有利な証拠を作成しますね。』

『…お願いします。』

伯爵夫人が彼に弁護士を手配したと最初に聞いた時には、その意図を疑い、最初こそ適切な情報をリエには提供しなかったが、伯爵夫人からの手紙で納得することができたのである。

[カイン、あなたは実の子ではないかもしれないけれど、長年家族として過ごしてきたのに、どうしてあなたを捨てることができますか。しかも、あなたが有罪になれば、伯爵家は破滅してしまいますから、あなたを見放すことなどできません。]
管理人halu
管理人halu

・・・。

伯爵夫人の言うようにカインが反逆罪で有罪になれば、財産を没収されて奪われ、何かあればロースチェント家全員が処罰される可能性があるのだ。

そして、弁護士の選任費用をアリアが支援してくれたことで、カインはより協力的になった。

アリアが払ってくれたのだから、無駄にはできない。

管理人halu
管理人halu

“(大好きな)アリアが”、ね・・笑

『伯爵夫人のご指示通り、
ほとんど準備ができていますので、今は安心して待っていてください。』

『・・・はい、助かりました。』

静かな廊下にリーリエとカインの声が響いた。

牢獄にいる貴族たちは皆、二人の会話に注目しており、同じ罪を持ちながらも脱獄の希望がある人間が間近にいることもあり、他の牢の貴族たちは焦っていた。彼らも彼らで何もしなければ死んでしまうと思っていたのだ。

そこで、自分の罪を認めて他人を告発することで命を守ろうとしたのだ。

管理人halu
管理人halu

仲間を売れば助かるぞ、の空気が蔓延中。

そう、イシースという一人の人間を除いては。

いや、そもそも彼女には発言の機会すら与えられていなかった。
自分の罪を告白させ、確認させる必要がなかったからである。

彼女を処刑するには、他の貴族からの供述と証拠だけで十分だった。
また、イシースの残虐行為をすべて見ていた親族のオスカーも積極的に証言しており、それ以上のものは必要なかったのだ。

__

__

年明けに予定されていた成人式は延期され、ヴィンセント侯爵とサラの結婚式も春に延期された。

そのため、人は減り、街は空虚になり、
罪を犯したものたちはは恐怖に震えながら冬を過ごした。

そんな、これまで以上に厳しく寒い冬の終わりに、罪人たちの処罰が決まった。

財産は没収され、正式に爵位を剥奪されたのである。
誰も逃げられないのは必然だった。
彼らに具体的な刑罰を知らせることなく、まずは財産の没収が始まった。

『あなた!私の名前で隠していた財産を取り上げられる前に、離婚したほうがいいと思うわ!アリアは離婚しても私たちを守ってくれるって言ってたから…!!』

伯爵夫人は、青ざめた顔の伯爵に語りかけた。
伯爵家では財産の没収はまだ始まっていないが、すでに伯爵の称号を奪うという通知が来ていた。
管理人halu
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あれ・・?伯爵夫人・・もう家の財産って使い切ったんじゃなかったっけ・・?笑 なんかちょうどよかったね、取られるものもないって言う。笑

…どうしてこんなことに…?

伯爵はこの恐ろしい事態に呻吟して嘆いた。

『はい、書類はもうここに用意してありますから、あなたはただ署名すればいいですからね。』

伯爵はまだ答えていなかったが、伯爵夫人から離婚届を渡され、自分の署名以外はすべて記入されていることを確認した伯爵の目は波のように揺れていた。
管理人halu
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こんなあっさり離婚ってするものだっけ?笑

子供の苦しみから自分を守ってくれた唯一の女性であり、いくら自分の財産を守りたいといっても、離婚届にサインするのはためらわれるようだった。

『…これから先、あなたと一緒に暮らすためにはお金が必要ですから。あなたは健康状態が良くなく、治療費も莫大な額になります。あなたがそんなに迷っているなら、本当にこれからは路上に座らなければならないかもしれませんよ?』

しかし、伯爵夫人の継続的な説得により、彼はペンを上げざるを得なかった。

お前と一緒に暮らすためにはこの書類に署名しないとならないのか…。

『…提出はどうする…?殿下の同意が必要だろう…?』

管理人halu
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ん!伯爵、ちょっとはマシに話せるようになってきたんだね。

『あぁ、貴族だった頃は必要でしたが、調べたら今は我々は爵位を奪われたただの平民ですので、担当者の確認と証人がいればいいらしいのです。』

管理人halu
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ちょい脱線だけど、こういう貴族社会の物語(実際にも)だけど、冠婚葬祭系は全部皇帝(ないしその継承者)の許可がいるんだよね、皇帝も大変だよね・・。

夫人が言い終わるのと同時に、見知らぬ二人の人物が伯爵の部屋に入ってきた。

『…彼らは誰だ?』

『あぁ、法廷のご担当者です。あなたが動けないので、屋敷に来て頂いたのです。とても親切な方たちですよ?そして、この方は証人のリーリエさんです。』

管理人halu
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準備万端で笑う。
そして・・リーリエ・・早速聞き覚えのある名前出てきたぞ。。笑

今回のことでアースは、アリアが傷つかないように、特に気をつけていた。
もちろん、有罪判決の前に財産を持ち逃げするために離婚するのは許されることではないが、アースの許可があったからこそできたことだった。
管理人halu
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・・っていうテイ、だよね。

かなり年配の担当者が、伯爵のサインで完成した離婚届をチェックして、最後に2人に意思を確認した。

『離婚…のお心は変わりませんか?』

『はい、できるだけ早く終わらせてくださいな。』

管理人halu
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笑う

決意の固い伯爵夫人と違って、伯爵は少し躊躇したようだった。

不思議なことに、彼女が離婚の話を持ち出した途端に、全ての書類と担当弁護士が現れたのである。まるですべて昔から計画されていたかのようだ。
管理人halu
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・・・。

『さあ、あなた早く。私たちの将来のことを考えないと。私も心が苦しいけれど。』

伯爵夫人は伯爵の手を取り、「他に方法はありません」と優しく言って説得した。

それを知っている伯爵は少しためらったが、うなずいて肯定した。

管理人halu
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・・・。

『わかりました、これで離婚手続きを終えます、あなた方は今この瞬間から法的に他人となったことになります。』

伯爵夫人は、そう言った途端、躊躇なく伯爵の手を離した。

冷たい顔に変えた伯爵夫人は、伯爵に最後のお別れをした。

『はぁ…あなたには金銭的には感謝していましたが、それ以外のことでは何ひとつ私は満足していませんでした。』

管理人halu
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言わんでいい言わんでいい笑笑

今まで見たことのない伯爵夫人の冷たい顔に、伯爵は目を見開いて固まった。

『あなたもカインもミエールも、いつも私を無視していましたが、お金のために我慢していました。でも、あなたにはもう一銭も残っていないのですから、離婚するのは当然ですよね?』

夫人の正直な言葉に、伯爵は震える体を抑えられず、ほとんど言葉を発することができなかった。

『お前は…何を言っている…?
それより、一銭もない?将来のために別荘や不動産を用意してくれたのだろう!?』

管理人halu
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あー・・。

『えぇ、私の名前で。それは私の所有分で、もうあなたとは関係ありません。他人、ですので。さらにあなたが欲しいと思っても、帝国に没収されてしまいますよ?私の今までの悩める人生に対する…慰謝料とでも思ってください。』

管理人halu
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ヒィ!!!!!

その言葉を残した伯爵夫人は、
もう用はないとばかりに振り返って立ち去ろうとしていた。

『どうして…、どうして私にこんなことをするのだ…!!!!!』

伯爵は彼女の背中に向かって、思いっきり叫んだ。

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ちょっとミエールに似てるとこあんな、やっぱ。
他人に全部任せちゃって何かあったら叫ぶだけ・・。

本当の家族(ミエール)に裏切られ、最後に残った夫人にまで裏切られた彼は、狂ったように病んだ体で叫んだ。

伯爵夫人は振り返って最後の言葉を述べた。

『まあ、あなたは半身不随になってからではなく、多くのものを持っていた時に周りにいい顔をするべきでしたよ?家族を失って、今になってこうして悔やんでいるの?』

伯爵夫人は伯爵にすべての責任があると思った。
彼がすべての問題の根源なのだ。

そもそもアリアと母親が伯爵家に入った時に、彼が良くしてくれていれば、このような恐ろしい大惨事は起こらなかったはずだ。
“確かに生まれは卑しいかもしれないが、もう家族だ。そんなこと気にしないで仲良くしよう”

そんなことを言って慰めてくれていれば、こんな大惨事にはならなかっただろう。

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・・・。

しかし、彼は自分でも気づかないうちに伯爵夫人を無視し、カインとミエールの無礼を止めることもなかった。だからこそ、伯爵邸の者たちは皆、それが正しいことだと思っていたのである。

伯爵夫人が去った後、後悔をしていた伯爵にはもう、遅すぎた。

『待て、待ってくれ!! 行かないでくれ!!!お願い!!お願いだ!!!私を置いていかないでくれ!!!今まで私がしてきたすべてのことを謝る・・!!!』

誰もいない空虚の部屋で、伯爵の叫び声だけが聞こえていた__

__

__

伯爵夫人の離婚がきっかけで、アリアと伯爵夫人は引っ越すことになった。

酷い思い出ばかりの伯爵邸にこれ以上住む理由はなかった。
伯爵家よりは小さかったが、伯爵のお金で作られた美しい家が、二人の新しい家となった。
管理人halu
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伯爵のお金で作られた美しい家。

屋敷の隅々に飾られた貴重な装飾品は、所有者がいかに裕福であるかを物語っていた。

その家の三階に住むことにしたアリアは、大事な仕事の前に急いで出かける準備をしていた。

その着替えを手伝っていたアニーが、

『あぁ…伯爵家の使用人を全員連れてきてくれて、何とお礼を言ったらいいのでしょう…?!』

と興奮気味に言った。

管理人halu
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お!アニーもいるし、他の使用人もちゃんと来れたのね?!

『本当その通りです。
彼らは以前よりも給与も増えて、みんなとても喜んでいます。』

ジェシーが言葉を添えると、アニーも同意した。

『反逆罪を犯した他の貴族たちの屋敷はみんな混乱しているのに、私たちだけは大丈夫だなんて…!』

アリアは、アニーが嬉しそうに良い方につくと、それを聞き飽きたかのように答えた。

『アニー、あと数回その話を聞いたら、100回になるわよ。』

『お嬢さま、それは私が幸せだから、です!お嬢様と奥様(伯爵夫人)さまは聖人に違いないです!』

アリアの口元が上がり、長い間影を潜めていた「悪女」という称号が、今では完璧に「聖女」に変わり、そしてそれはアリアだけでなく、使用人を全て連れてきた母親にまで付いていた。

アリアの視線は、箱の中の砂時計に注がれた。

この砂時計は、最初こそミエールに水をかけて笑うために使っていたが、いつの間にかもう使わなくなっていた。

管理人halu
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ここから新タイトル・”聖女は砂時計をもうひっくり返さない”が始まります。嘘です。

アリアは幸せを感じ始めていた。
砂時計を使って過去に戻ることなく、アースに愛され、人に認められ、誰かに尊敬される人生を歩み始めたからだった。

そう思って笑っていたアリアだったが、部屋の外から声が聞こえてきた。

『お嬢様、馬車の準備が整いました』

アリアも準備を終えて立ち上がると、大きな鏡越しに自身を確認した。

今日向かうべくは処刑場であるので、自分を飾ることはできない。
しかし、最近また忙しくしていたアースと久々に会える場所でもあった。

『ヘッドドレスをお持ちしましょうか?』

『…そうね。』

咄嗟に表情を把握したジェシーは、小さなティアラを用意し、まだ気に入らないながらも「前よりいいです!」と言ってドレスを完成させた。

管理人halu
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着飾んな着飾んな笑

『あら…あなた、それはちょっとシンプルすぎない?』

階段を降りたアリアを待っていた伯爵夫人、いや、カリンが言った。

管理人halu
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伯爵夫人改め、カリン・・!
今までずっと伯爵夫人、としか呼べてなかったからよかった・・!

“カリン”とは、娼婦時代に周囲から命名された「アップル」という偽名(源氏名)に隠されていた彼女の本名である。

一人になった後、元の名前を取り戻して「カリン」と呼ばれるようになった彼女は、まるでパーティーにでも行くかのような格好をしていた。
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着飾ったアリアを嗜めると思ったら、その母親、バッチバチに決めて処刑場へ向かうのにクッソ笑う。

__

222話

『お母さま…その格好…どこかのパーティーに行くの?』

アリアの質問に、カリンは大きな笑い声を上げながら答えた。

『そうね。あなたの言うとおりね。』

管理人halu
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処刑場=読み方は”パーティ会場”

まぁ…そうね、初めて会った時には砂時計を回さないと話すらできなかったイシースが大声で嘆いて消える場所に行くのだものね。イシースは、昔の自分のように、とても醜く首をはねられるのでしょうね…。
管理人halu
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ヒィィィィイイイイ!!!

それを聞いて笑ってそう肯定したアリアは、カリンと一緒に馬車に乗り込むと、平民のものとは思えない立派で豪華な馬車が、目的地に向かってぐんぐんと走っていったのだった。

管理人halu
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馬:『わいもワックワクやで!』(馬出てくんな。

__

__

屋敷は賑やかな通りの近くにあり、会場の広場に到着するまでに時間はかからなかった。

始まるまでにはまだ少し時間があったが、そこに向かって人だかりが押し寄せ、それぞれが紋章もないカラフルな馬車に目を向け始めた。

『あれは…、アリア様だわ!!』
『あぁ…!!ここに来れば会えると思っていたけど、本当に来たなんて信じられない…!』
『なんてお美しい方なんだ…!』
『彼女が平民になったなんて信じられない…』
『あら?何を言ってるの?しばらくの間だけの“平民”よ』
『そうよ!だって皇太子様とお噂になっているのよ?!
もう、すぐに皇太子妃になるのだから…!』

そして、アリアが馬車から降りると、聴衆たちは感嘆の声を上げた。

アリアが手を振って満面の笑みで挨拶をすると、その声はさらに大きくなり、耳が痛るほどだった。

管理人halu
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アリア大人気。

『フフフ…』

それを見たカリンは、満足そうに扇子で口元を隠して笑い、
先に待っていた騎士たちの後を追いかけようとしたときだった。

『ここにいたのか。
待っていたぞ。まったく一国の王を待たせるとは。』

聞き覚えのある声がして、アリアが振り向くと、そこには笑顔で立っているローハンがいた。

管理人halu
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ローハンもきてた!おっすおっす!

『…ローハン様?…クロア王国に帰らなかったのですか?』

『こんな大事な日に来ないわけないだろう?』

そう答えたローハンだったが、
彼は何かを企んでいるかのように、かすかな笑みを浮かべていた。
管理人halu
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ふむ・・。

そして__

『…クロエ…?』

と驚いてつぶやいたのは、
アリアの横に立ってローハンを見守っていたカリンだった。

管理人halu
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え!!!!!!!!!!!!!!!!!?????クロ・・エ・・・????!!!!

クロエ・・?どこかで聞いたことのある名前ね……

そう思ってアリアもカリンに続いて振り返ると、アリアも時間が止まったように固まった。

その彼の立ち姿は憧れるほどの美しい姿だったからだ。
どうして、どうしてこんなに私に似た人が存在するのよ…。

確かに不思議だった。
年齢も性別すらも違うのに、まるで鏡の中の自分を見ているかのようだった。

管理人halu
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ここでついに対面か・・・・!!!!
アリア、何も聞かされてないよね・・?

アリアは衝撃を受けて見つめていたが、慎重にクロエの正体をカリンに尋ねた。

『・・・あちらはどなたでしょうか?』

『それが…』

横にいたカリンは、事前に予定していなかったかのように答えるのをためらい、当事者であるクロエも少し困惑していた。

ローハンは、額にしわを寄せてクロエに尋ねた。

『はぁ、御令息さんよぉ、彼女に伝えに来たのではないのか?』

『・・・陛下、前にも言いましたが、こんな路上で話すつもりは…なかったのです。』

確かにここは多くの見物人の視線が追いかけてきていた。
アリアの些細な行動にも注目が集まっていた。

『彼女にご理解をいただいてから、別の場所に移動しようと…。』

そうクロエが付け加えると、ローハンは、微妙に眉をひそめて

『はい、はい、わかったよ。
お前が彼女を見つけた今、もう私は必要ないということだな?』

『・・・。』

あぁ…あんまりだ…!せっかく彼女を見つけてあげたのに…!!』

管理人halu
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また始まったローハン劇場。笑

…まさか…、嘘でしょ…?

アリアは、目の前の二人の会話を聞いて、何かを察したように驚きの顔を隠せなかった。

それは、カリンに聞かれた実父の話をちょうど思い出したからだった。

『お母さま…?』

アリアはカリンにもう一度問いかけた。

管理人halu
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・・・ゴクッ。

カリンも答えが決まっているにもかかわらず、
この場面で本当に急に伝えていいものかと迷い、答えるのをためらっていた。
答えるのをためらっている間、クロエもあえて声を出さないようにしていた。
管理人halu
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・・・。

答えはなかったが、アリアはこれは否定でないのだということを確信し、何かを言おうとし、一度、立ち止まり、妙に静になっている周囲を見回した。

『…そう、ですか。…私の想像が正しければ、確かにここで話すべきことではない…ですね。』

管理人halu
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・・・アリアも気付いたか・・。

少し離れた場所で待機していた騎士たちも、みんな耳を傾けていた。

こんなに似ているクロエとアリアに、
もしかしたら彼らも同じ思いを抱いているのかもしれない。

『まあ、クロア王国に帰る話もしないといけないから、どうせここで話をするのは難しいんだけどね。』

管理人halu
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ブッ込むなブッ込むな笑

『…クロア王国に帰る?誰が?』

『君たち二人以外に誰がいるんだ?』

『私とお母さまが…?どうして?』

答えを先延ばしにしていたローハンが軽く笑うと、アリアは顔をしかめた。

今になって、ローハンがクロエを”御令息”と呼んでいたことに気がついた。
そして…彼は貴族なの?
それもこの一国の王と行動を共にしている時点で、かなり身分の高い…?
でもどうして、なぜ肩書きではなく、御令息と呼ばれているのよ…?
大人であるなら爵位を相続しているのが一般的なはずじゃない…?
だから…、お母様は私を助けてくれる実の父親がいたらどうするかと聞いたの…?
管理人halu
管理人halu

アリア、さすがにするどい。

事態はアリアが考えていたよりも複雑なようだった。
アリアはこの件を、
イシースの最期を見るのを先延ばしにしたいほどの好奇心を持ってしまっていた__

__

__

『…アリア様?ここで何をしているのですか?』

そうこうしていると、アースが前もって予測していたのように近づいてきた。

管理人halu
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アースもきたぁ!!久しぶりなんじゃない?

この日を期待して待ち焦がれていたアースは、とても気持ちよさそうな顔でアリアに近づき、クロエとローハンを見つけるとすぐに顔を硬くした。

そしてアリアは、アースもまたすべてを知っていたのだ、ということを悟った。

管理人halu
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・・・。

『…アース様、あなたも知っていたんですね。』

アースはアリアの冷たい言葉に困惑して喉を鳴らし、カリンは慌てて彼を弁護した。

『あぁ…!殿下には私が話すからって、知らないふりをしてもらっていたのよ。こういう話は、私から聞いた方がいいじゃない?』

『・・・そう、ですね。』

管理人halu
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まぁ、母ちゃんいつ言ってたかわからんけどね・・笑

この家族の秘密の話は、恋人よりも母親から聞いた方が確かにいい。
おそらくカリンがいつ話そうかと悩み、それに耐えかねたローハンが出てきてこの騒ぎになったという状況をアリアは理解していた。

『で、大体理解はしたのですが、この何年も待った悪人たちの末路を見てから、お話をしましょうか。そうね、私たちの新しい邸宅が場所としていいと思うわ』

それを聞いたクロエの顔が明るくなったのは、自分があれほど描いた女性とその娘が住んでいる場所を訪れることができる喜びからだった。
管理人halu
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クロエ、よかったね・・。

『私も…一緒に行ってもいいですか?』

アースは、かなり心配そうに慎重に尋ねた。

アースは、突然実の父親ができたアリアが、それを聞いてどうするのかを心配しているようだった。

もしかしたら、アリアはローハンの想像通り、クロア王国に行ってしまうのかもしれない。

『ええ、もちろん。
アース様のお時間が許せば。あなたもこの問題に関わっているのですから。

それに…

もうすぐ家族になるかもしれませんしね。』

管理人halu
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オッフ。

アリアが肯定すると、アースの表情が一気に明るくなった。

『さて、もうすぐ刑の執行です、そろそろ移動しましょうか。』

管理人halu
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・・うお・・もう、か・・・。

アースの言葉通り、罪人を乗せた馬車が見え、見物人が石を投げたり罵声を浴びせたりしていたが、刑務所で大変な苦労をしたのか、その馬車の中からは音が聞こえてこない。

『これから刑の執行となりますが、判決だけ見て、先に帰りましょうか?』

アースがアリアに尋ねたのは、他人の首が落ちる光景が後でトラウマになるかもしれないからだった。
騎士の中には、人の死を目の当たりにして、精神的苦痛を患った者が何人もいた。
管理人halu
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いや・・本当そうよね・・わいだったら絶対トラウマになる・・。

『・・いいえ、お気遣いはありがたいのですが、私もアース様と同じようにこの日を楽しみにしていたので、先に帰るわけにはいきません。』

そもそも私は(自分の)頭を切り落とされた経験があるのよ?だから何が問題なのかしら?
管理人halu
管理人halu

信じられないほどのトラウマ乗り越えて屈強な騎士よりたくましくなってて笑う。

アリアの答えの後、二人は刑の執行の様子がよく見える場所に移動した__

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 221話 222話 感想・考察

今話・・イベント盛り沢山の大ボリュームでしたね・・!!

管理人halu
管理人halu

伯爵夫人の離婚→独身になって本名のカリンへ。カインの弁護士のリーリエの暗躍。アリアとカリンのお引っ越し(伯爵のお金で♡)。処刑場(パーティー会場)でクロエとアリアの邂逅。そして処刑へ・・。いろいろ突っ込みどころ多いし、読み直さないとついていけんくなるな・・笑

まさか処刑とクロエ&アリアの邂逅が同日とは・・

管理人halu
管理人halu

アリア、処刑イベントがギリ、クロエとの会話の好奇心に勝ってたみたいだったね。笑

ここで処刑される(予定)なのは、イシースと他の貴族派の人々だけ、なのでしょうか・・?

管理人halu
管理人halu

ミエールは多分まだだよね。アリアはやりたいことがあるっぽいから。気になるのはカイン、かな。弁護士(カリンの息がたっぷりかかった)リーリエが色々アリアたちに良いように暗躍してるっぽいから、ここじゃない気がするよね。

あんまりショッキングな光景は私的に心がアレなのですが次回はついに刑の執行となりそうです・・(でも気になる・・

次回も気になります・・・!!!

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管理人halu
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待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから!

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コメント

  1. まり より:

    haluさんのコメントがいちいちおもしろくて吹いてますw

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