今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 195話・196話(漫画版は68話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 195話 196話 ネタバレ
前話ネタバレはこちらから
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195話
帝国入りするピアスト侯爵。実はクロア王国にいたときにアースは彼を訪ねてたっぽいね。(てっきりその息子に会いに行ったんかと思った)会えなかったみたいだけど。用件はアリアが話してた件かな・・そして、前話でも書いたけど、ピアスト侯爵の息子は娼館の女性にお熱だった。そしてなぜだか知らんけど、その息子・クロエはアリアに似てる、と・・。なぜだか、ね・・。
そこで侯爵はアポイントメントを取らずに会いに来たその皇太子を軽くスルーしていたのだが、改めて考えてみると、帝国の皇太子が何の用もなく自分に会いに来るはずがないと思い、ヴィカの話を聞いてみたのだ。
『殿下は確認したいことがあるとおっしゃっていたようだが、それは何だ?』
『あなたの息子さんのこと、だそうです』
『…私の息子?』
さてクロエ・・。裁判官フレイのお兄さんでどうやらアリアと関係ありそう(非常に似ている)なんだよね・・?
最近でもその息子クロエがトラブルを起こして、ピアスト侯爵の妻は寝込んでいた。
それを思い出して顔をしかめると、ヴィカは咳払いをしながら話を続けた。
『ええ、帝国にはあなたの息子さんにそっくりな女性がいます。私も肖像画でしか確認できないので保証はできませんが、とにかくその肖像画に描かれている顔によく似ているのです。』
・・・。
『…どういうことだ?』
『一度、顔を確認された方がいいですよ。殿下は、”ピアスト様の孫は、実は帝国のすぐ近くにいるのではないか?” と言っていました。』
・・・。
その言葉に、ピアスト侯爵はさらに顔をしかめた。
『クロエの?やつの息子が帝国にいた?何という馬鹿げた戯言だ。なぜ私が爵位をアイツに渡すことができないのか知ってるのか?』
・・クロエが不肖すぎて引き継ぐ人間がいないから、だよね。
バカバカしいと思いながらも改めて考えてみると、ヴィカが言っていたことを思い出さずにはいられなかったのである。
帝国の皇太子は一体何を知っているのだ…?
__
__
ピアスト侯爵は、“確認しても失うものは何もないじゃないですか”というヴィカの言葉をずっと考えていた。
まさかとは思ったが、そのヴィカが言ったように見つけた令嬢がクロエの子供であれば、息子が熱心だった女性がその令嬢と一緒にいるはずだ。
・・・。
そして、それが本当であれば、その令嬢は彼の孫娘となる。
窓の外を見ると、馬車はすでにピアスト自身の滞在先に近づいていた。
『・・・到着しました。』
御者は到着を告げた。
ピアスト侯爵はそのまましばらく座っていると、こう言った。
『すまんが、向かって欲しい場所がある。』
・・・ゴクッ。
『はい、なんなりと。』
御者が何気なく答えると、ピアスト侯爵は少し躊躇した後、行き先を告げた。
『レイアーズ伯爵の屋敷に行ってくれ。』
きたああああ
侯爵の指示で馬車はすぐに新たな目的地に向けて出発したのだった___
__
__
『ヴィカ様。ピアスト様があなたに会いに来ました。どうしたらいいでしょうか?』
『ふむ…!』
ヴィカはちょうど彼を待っていたので、喜び、使用人に命じて彼を中に入れさせた。
もし本当だとわかったら、彼女を軽視してきた人間たちはどう変わるだろうか」
皇太子アースの言葉を思い出したヴィカは、真実が発覚したときの他人の変化も気になっていた。
下賤な出身について言及した人間たちは能力を見ずに彼女を無視していたのだ。
ミエールや周りの貴族たちの口癖だったもんね。”この下賤の生まれが”ってさ。もうみんなわかってると思うけど、これ、アリア、あるぞ・・!!
これ以上に面白いことがあるだろうか。
ないね・・!!!ゾワゾワ!!
__
__
ほどなくして、ヴィカは屋敷に入ってきた侯爵をとても幸せそうな顔で迎えた。
『ピアスト侯爵、久しぶりにお会いしましたね。さて彼女は見つかりましたか?』
侯爵が彼女を見つけられないから自分のところに来たことを知っているヴィカは、侯爵にあえてこのような挨拶をした。
それは、最初から真面目に話を聞いてあげればよかったのに、という蔑みも含まれていた。
少し違和感を覚えたのは侯爵の方だったが、
彼自身が申し訳ないと思っているので、文句を言わずに答えた。
『いや、残念ながら彼女は見つからなかった。それでお前のところに来たのだ…。』
長い間、帝国で探しても、その女性の影は見つからず、急いで本題に入った。
ヴィカも皇太子に納得のいく報告をしたいと思っていたので、もはや自分の発言を遅めることもなく、即答した。
『彼女の顔を見に行きませんか?』
『あぁ…!!できれば今すぐにでも』
『はい。実はそれは簡単なのです。
ある事故で横になっている伯爵を見舞いに来たと言えばいいのですから。』
確定演出きたあああああああああああ!!!!!
つまり、それは彼女の顔を確認することに繋がるということだ。
『今すぐ出発した方がいいですね。日が沈む前に。』
『そうしよう』
ヴィカも侯爵も急いでいたので、
直ちにロースチェント伯爵邸に直行したのだった。
ドキドキ…アリアにとってはおじいちゃんだし、伯爵夫人にとっては(一応)お父さん、か・・!!
__
__
あまり遠くはないが、道が遠く感じられた。
そのため、侯爵は緊張して唇が乾いてしまい、何も言えなくなってしまった。
屋敷はクロア王国からの兵たちのせいでかなり騒がしく、伯爵夫人は優雅に彼らを迎えた。
『こんばんは。あなた方は何をしにいらしたのですか?』
『伯爵のことで心配していました。遅くなって申し訳ありません。』
『いえ、ところでこの横の方はどなたですか?』
『ああ、彼は私の遠方の知人です。
昔、伯爵に気に入られたことがあって、一緒に訪ねたのです。』
『そうですか。主人はいろいろな意味で徳を積んだようですね。よろしくお願いします。』
・・・。
伯爵夫人は、ピアスト侯爵にも明るい笑顔で礼儀正しく挨拶した。
ピアスト侯爵は伯爵夫人の顔を細かく確認していた
息子がいつも口にしていた容姿と一致していた。
Yes・・。
『彼は部屋の中にいます。残念ながら足が全く動かないので、出てくることができないのです。なんて非業な…。』
夫の不幸を説明するために、まるで他人のことを話すように、かなり不謹慎な心情を口にした伯爵夫人は、ヴィカと侯爵を伯爵の部屋に案内した。
そこで、ベッドの上の伯爵の状態を見たヴィカと侯爵は、衝撃的な息を飲み込んだ。
__
196話
『…伯爵、お久しぶりです。』
『ああ、久しぶりだな、ヴィカ。元気か?』
この2人は知り合いか。
『えぇ…。』
ヴィカは伯爵にお元気ですかとは聞けず、
そのまま笑顔で終えると、伯爵も横にいる侯爵にうなずき、どなたですかと侯爵に尋ねた。
『ああ、彼は以前、伯爵に少し助けてもらったということでして。』
『ピアストです。あの時はお世話になりました。』
『そうですか。その…思い出せなくて残念です。』
・・まぁ事実ないからね。
『いいえ、無理もありません。あなたが貧しい人々それぞれにお恵みを与えているので、その全員を覚えていることなど難しいですので。』
『はは…。そうか。そう言ってくれるのなら、とても嬉しい。』
そう答えた伯爵の表情はとても明るかった。
二人は出来るだけ時間を遅らせてアリアを待ったが、部屋から出てこない。
目的はアリアに会うこと。
『ああ、もうそろそろお時間です。夕食がございまして…。』
そして、二人の訪問に飽きた伯爵夫人は、侯爵とヴィカに遠回しに帰るように伝えた。
しかし、伯爵は二人に帰って欲しくないので、もう少しお屋敷にいられるようにと、夕食を勧めた。
伯爵は二人に帰って欲しくない笑
『夕食は召し上がりましたか?』
『いいえ、まだです。』
ヴィカはアリアが食堂に現れるのではないかと思ってその提案に食いつくと、伯爵夫人は嫌な顔をして、二人のための夕食を用意するように使用人に命じたのだった。
笑う。
伯爵夫人にとってはお父さん(仮)なのにね笑
二人分の食事を追加するのは、食糧庫にうなるほどの材料があるので難しくはなかった。
兵士たちの要望でね笑
そのため、ヴィカと侯爵は伯爵夫人と一緒にダイニングルームに座ることができ、アリアが降りてくるのをどきどきしながら待っていた。
__
__
やがて、待ちに待った人物が食堂に現れた。
『お客さまがいらしてらしたのですか?』
その透明感のある声に首をかしげた侯爵は、まるで時が止まったように硬直し、それを見ていたヴィカは目を輝かせて微笑んでいた。
『…ヴィカさんですよね?』
『お久しぶりです、アリア様。』
『・・・えぇ、どうしてここに?』
『伯爵様のご健康を伺いに参りました。』
“ヴィカが純粋な心の持ち主ではないこと”w
笑いながら曖昧に話し、家主を気取ったヴィカは、席につくようにアリアに話しかけた。
『料理が冷めますよ。』
『・・・えぇ、でもお隣の紳士様を見たのは初めてですよね?』
今度はアリアの目が侯爵に向いた。
・・・。瞳の色は違えど(瞳は伯爵夫人譲りだね)娘確定、か・・。
だから、侯爵が魅了されてしまい、聞かれた通りに答えられないのを見た、ヴィカが代わりに答えた。
『ああ、彼は伯爵と少し面識があって、この挨拶に来た後、晩餐会に招待されたのですよ。』
『そうなのですか。物静かな方なのですね。』
そう言いながら、彼女の目は非常に鋭く、侯爵をちらちらと見ていた。
ヴィカの言葉を信じていなかったからだ。
ピアスト侯爵の目はもうアリアにしか向いていなかった。
『・・・そのように見られると緊張してしまうのですが…。』
そして、このようにアリアに指摘されても、怒るでもなく、謝るでもなく、ただ感動していた。
『お嬢様が美しいので、彼はもうどうしようもないのですよ。』
ヴィカは謝罪の言葉も言えないピアスト侯爵のために弁解していたが、侯爵の視線は決して消えなかった。
その目に肉欲のようなものを感じていたら水をかけていたかもしれないが、異性への欲望ではなくただただ衝撃と驚きのようで、アリアはあきらめたように食事を始めた。
これ・・ピアストも、もうこっち側になるやろ・・笑
__
__
『アーステロぺ様!アーステロぺ様!』
アースは、こんな夜更けに軽々しくやってきたヴィカに顔をしかめながら答えた。
『なんだ?』
『そんな迷惑そうに答えなくてもいいじゃないですか!』
『だから、どうしたのだ?』
答えるのが面倒なこともあったが、それよりも前の仕事が忙しくてアリアに会えないことに神経を尖らせていたことの方が大きい。
『誰を連れてきたか聞いてもらえますか?』
『誰だ?』
アースは驚いた顔で聞いた。
『…!!!
アリアお嬢様がこんな夜遅くに私を訪ねてきたのか?!』
昔はもう少し少なかったような気がするが、
最近アースは全てをアリアに繋げるようで、ヴィカは少し苛立ちながら答えた。
『いいえ、そうではありません。
彼はアリア様には及びませんが、あなたが待っていた人ですよ。』
ヴィカの説得力のある言葉に怒る間もなく、
まだ許していないのに、誰かが執務室の扉を開けて入ってきた。
白髪で老人に近い見知らぬ人だった。
『…どなたでしょうか…?』
『殿下、私はクロアのピアストと申します。』
侯爵の自己紹介にアースは目を見開いた。
彼がピアスト侯爵、その人ならば、
アリアと同じように待ち望んでいた人物である。
『…確認作業が終わったようだな。』
その言葉通り、彼の目は輝いていた。
聞くまでもなく結果が見えていたからだ。
『殿下…どうやって、これをお知りになったのでしょうか…?』
ピアスト侯爵が直接聞いてきたので、アースは別の場所に移動することを勧めた。
『移動した方がいいですね。これは、立って話す話ではありません。』
『・・・そうですね。』
ヴィカは急いで使用人を呼び、お茶を出すように命じた。
執務室の近くに現れた時から使用人は待っていたようで、2杯分のお茶が用意され、アースとピアスト侯爵は執務室の隣の部屋に用意されているラウンジに移動した。
『最初に私がこのことを知ったのは、フレイ夫人からお聞きしたのです。』
『フレイが…?』
フレイ、ヴァイオレットの長女。
クロエとヴァイオレットが強制送還されて以来、離れ離れになっていたが、アリアはクロエと長く一緒にいたため、一目でわかるようになっていたのだ。
『そう、フランツ・フレイ、です。
あなたは彼女をよく知っているはずですね。』
『・・・彼女は元気ですか?』
『えぇお元気そうでした。会いに行くのも良いでしょう。』
・・・・。
もちろん、最初にヴァイオレットを奪ったのは皇族の王室だったが、結果的にフレイは帝国に一人残されたことになり、ピアストは堂々と彼女に会いに行くことができなかった。
『…ありがとうございます。』
とピアストは伝えたが、心に抱いていたのは感謝の気持ちではなく、別の話をしたいという様子だった。
それに気づいたアースは、時間を無駄にせず、すぐに本題に入った。
『とにかく、クロエ様のことを調べたのはそのためなのです。幼い頃に見た顔を思い出しまして。そして調べれば調べるほどアリア様と重なり、もう疑わずにはいられなくなりました。』
『だからこそ、真実を確かめるために私のところに来たのですね』
『えぇそうです。 帝国から追放された母子を連れて行ったあなた以外には考えられませんでした。』
『…』
アースの推理は至極もっともなもので、ピアストにとってもこれが全てつながってた気がした。
伯爵夫人がどこにいるのかさえ分からなかった過去に比べれば、はるかにマシだった。
アースは、嬉しそうに震える手で紅茶を飲む侯爵に尋ねた。
『クロエ様はアリアお嬢様のことを知らなかったのですか…?』
自らの娘を、だね・・。
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 195話 196話 感想・考察
いや、、今話ついにアリアの出生の秘密が明らかになりましたね!
ピアスト侯爵の不肖の息子こと”クロエ”と、ロースチェント伯爵夫人との間に出来た子供が、アリア・・・!!!
つまり、アリアは侯爵家出身で爵位があったことになり、今までアリアを唯一出生のことでDisってきた人間たちはもう何も言えなくなるはずです・・!
しかも、爵位の順序って公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の順番だからそもそも伯爵家よりも、もともと高い爵位だった、っていう。笑 (まぁ皇太子とくっついた今じゃあもう関係ないけどね笑
てゆかコレ、イシースの計画のことなのですが、
仮にアースが言っている思いがけない出会い、がローハン国王で、今やヴィカもピアスト侯爵もこちら(アリア・アース)側。
もうイシースどう転んでも終わりでしょ・・。てゆかもともと全部アースの貴族派断絶の計画だったのかもね・・!(そうなってくるとローハンの(というかクロア王国の)”利(得)”は気になってくるけど・・。
今話でアリアはおじいちゃま(ピアスト侯爵)と再会したことになりますし、おばあちゃまとお父さん(クロエ)、そしておばさん(フレイ)と新しい家族が実質たくさん出来た回でしたね・・笑
でも、アリア自身がどういう反応をするかは気になるね・・!!
次回も気になります・・!
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次回ネタバレはこちらから
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コメント
もうビックリドッキリ◯◯◯◯◯!(虎狼の血1…笑)の展開に(@ ̄ρ ̄@)
いやいや、ちょい人物ごちゃごちゃなってて
初めから読んで来ますわ❗️
更新ありがとうございます^ ^