【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 175話 176話ネタバレと感想。アリア被告人裁判の開廷・ミエールの証拠。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す175話・176話(漫画版は62話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 175話 176話 ネタバレ

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 173話 174話ネタバレと感想。ローハン登場回・アリアの手の甲にキスを。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」173話・174話(漫画版は62話?)を読んだので紹介し...

175話

管理人halu
管理人halu

自らの伯爵殺人未遂の容疑を全てアリアに着せたミエール。アリアはその裁判のためにロースチェント邸に帰ってきた・・!

そして数日後、堂々と都に入ったアリアは、衛兵に囲まれて屋敷に戻ってきた。
衛兵は彼女を拘束しようとしたが、皇太子と一緒なので強制的に逮捕することはできなかった。
アリアの馬車が都の近くまで来た時から待っていたミエールは、涙を流しながら馬車から降りるアリアの元へと急いだ。

『どうしてあんなことをしたのですか…!?お父様にあんなことを…どうして…!!!』

管理人halu
管理人halu

はぁ?

あまりにも演技が上手なので、今にも吹き出しそうな笑いを飲み込もうとしたアリアだが、おびえた顔で数歩後ろに下がった。

『嘘じゃなかったの…?お父様は…?!』

事実を確認するかのように聞き返した彼女には、犯罪者の影はなかった。
むしろ、アリアにとっては信じられないことのようだった。

『私は…あなたが私を早く家に戻す目的で冗談を言っているのだと思って…!だから私は急いで戻ってきたのに…!なによりあなたに叱られるのが怖くて…!!

 

管理人halu
管理人halu

お互いに・・これはやばいな・・笑
見てるこっちは笑えてくる・・笑

アリアの肩が震えていた。
アースはそんなアリアの細い肩を包んだ。

管理人halu
管理人halu

アースも一緒だ!

『変ですね。アリア様は犯罪者になりようがないというのに。』

怯えるアリアは、味方になってくれたアースの腕の中に潜り込んだ。

『殿下が何を言おうと、証拠と目撃者がおります。
私も…信じたくはありませんが、この目で見たのですから。』

アリアは、自分の演技にもかかわらずミエールのその目撃者がいるという知らせに震え上がった。

管理人halu
管理人halu

いるわけないんだけどな…。

アリアが震えているのかと思ったアースが視線を下げてアリアを確認すると、恐れではなく、口先が上がっているのがわかった。

管理人halu
管理人halu

アリア、アースの腕の中でニヤリしております。ヒィ!

ミエールは嘘をついているわ…。

目撃者がいても反論の余地のない証拠をすでにアリアたちは用意していた。
しかし、あの事件には目撃者がいたという。
そして、ミエールの発言を信じた人は数知れないようだ。

あぁ…ミエール。あなたは自分で作った罠に全力ではまっているのよ…。

しかしもう救いようのないミエールに、アースはどうしようもないように言った。

管理人halu
管理人halu

アリア&アース組、なんだか余裕そうね・・笑

『でしたら、法廷で真実をお話しください。』

『・・・あなたがそう望むのなら…。
あぁかわいそうなお父様・・・お兄様、裁判はいつ行われると言っていましたか?』

とても悲しそうな顔をしたミエールが、ずっと自分を見つめていたカインに尋ねた。

苦笑いしているアースがアリアの背中を撫でると、怒りで顔が真っ赤になったカインは歯を食いしばって答えた。

『・・・犯人が現れたので、今すぐにでも実行した方がいいでしょう。』

 

さて、こうして罪を犯した者を罰する時が来たのだ__
管理人halu
管理人halu

裁判・開始・・!!

__

__

カインの言葉通り、裁判はすぐに行われた。

アリアが告発され、ミエール側には目撃者がいたからである。
とはいえ、彼女はエマと違って被告人の席に立つことができた。
管理人halu
管理人halu

もちろんあくまで”被告人”。(”犯罪者”じゃない)

それは、アリア自身が自分が罪人であることを真っ向から否定し、さらに証人がいることを主張したからだ。

もちろん、皇太子との親密な関係も最大の考慮要素であった。

『アリア…』

アリアの左側に座っていた伯爵夫人が、震えるような声でアリアの名を呼んだ。

管理人halu
管理人halu

母ちゃん・・色々聞きたいこと(フレイのこと)あったけど、今は無理ね・・

アリアは母を見た。

娘が人殺しになるのは、どんなに苦しかったことでしょうね…。

アリアは母の冷たい手を握り、自分の無実を訴えた。

『お母さま、私は無罪だから、心配しないで。』

『・・・本当に?あなたを信じてもいいの?』

『私が罪人ではないことを証明する証拠はいくらでもありますから、ご安心ください。むしろ、罰を受けるのは…。』

アリアは話を終わらせずに部屋の反対側を見た。

ミエールの隣には、見たことのない男性がいた。
おそらくミエールの弁護士で、その隣にはカインがいた。

彼らは裁判の結果など予想せず、自分たちが完全に勝つと思っているようだった。
彼らの誇らしげで傲慢な顔は、退く気配がなかった。

管理人halu
管理人halu

ほーう・・。

『アリア様は無罪です。私が保証します。』

『そう言っていただけると安心します…』

アリアの右側に座っていたアースが会話に加わったことで、伯爵夫人の顔がまた少し和らいだ。

__

__

やがて、法廷に人々が入ってきた。

アリアが都の近くに現れたことは、裁判の直前に都中に知れ渡り、現状を見守る人々で賑わっていた。

そしてそこでアリアは、思いがけない人物と出会うこともあった。

『アリアお嬢様…!あなたが罪を犯すわけがありません!お身体は大丈夫ですか…?だいぶ痩せたように見えます…。』

裁判が始まる前、サラはその知らせを聞いてあわてたように涙を流して現れた。

管理人halu
管理人halu

サラああああああ!!!
サラが来るだけで泣ける・・。

アリアが犯罪者として指名手配されていることもあり、サラ自身も安心して眠れないような様子だった。

サラの手を引いて現れたヴィンセント侯爵も、アリアのこの噂を信じられない様子だった。

アリアはうなずいて罪を否定した。

『大丈夫です、サラ。
私は罪人ではないのだから、心配しないで。潔白を証明するわ。』

『…ええ、私はいつでもあなたを信じていますよ、アリア様。』

また、客席にはボブーン男爵、アニー、ジェシー、アリアの従者、ミエールのために立ち上がった女性たちがいて、ミエールの後ろにはイシースも座っていた。

どうやら、アリアの最期を期待していたようだ。

管理人halu
管理人halu

イシースもいんのね・・。

イシースは、皇太子の隣に座ったアリアを殺すように見つめ、すぐにミエールの肩を叩いて慰めていた。

恐らく、薄汚い娼婦の娘を上手に相手にしたという彼女の功績を讃えたのだろう。
管理人halu
管理人halu

チッ・・。

そんな彼女を励ますように、アースはアリアの手を取った。
それと同時に裁判官が登場し、やがて裁判が始まった。

『裁判を始めます。』

裁判官はフレイであった。

管理人halu
管理人halu

おわああああああ!!フレイ来たああああああ!!
勝てるううううううう!!!(裁判は公平の原則あるけど笑)

彼女は主に貴族の宮廷を担当していたため、今回の担当になったようだ。

どうせ負けることのない裁判ではあるが、フレイの登場を確認したアースの表情からは少しだけ緊張感が和らいだのが伝わってきた。

『被告ロースチェント・アリア、あなたはロースチェント伯爵を階段から突き落とした罪に問われています。それは本当ですか?』

エマの時と同じように、フレイはすぐにアリアの罪を問うた。

アリアは首を振って罪を否定した。

『いいえ、私は彼を押していません。
そもそも私はその場にいなかったのですから。』

管理人halu
管理人halu

・・・やっぱりいなかったことにするわけか・・。
(これ、実際には居たから、覆されるとだいぶ心象不利ね・・。

『・・・なるほど。』

アリアの答えに、フレイはかすかにうなずいた。
それは、終始冷たい反応をしていたエマの裁判とは違うように見えた。

それに加えて、彼女の表情にはどこか釈然としないものがあった。

管理人halu
管理人halu

・・・?

『…ロースチェント・ミエールは、ロースチェント・アリアが伯爵を階段から突き落として逃げたと主張しています。それは本当ですか?』

『はい!私は事件が起こったのをはっきりと見ました、そして私だけでなく屋敷にいた他の2人もそれを見ました。階段を駆け下りて逃げましたよね!?そうでしょう?メディアン様とウェンディ様?』

『…はい?はい…!』

『はい…私ははっきりと見ました…』

管理人halu
管理人halu

(2人ともおぼろげじゃねぇか・・)

ミエールの質問に、メディアンとウェンディはどこか警戒しながらも「はい」と答えた。

目撃者が、最も重要な事件であるだけに、自身の偽証には多少なりとも罪悪感があるようだった。

それに、彼女らは恐れているのだろう。
もし、アリアの無実を示す証拠があれば、
次からはこの証人席からではなく、中央(被告人席)から取り調べを受けらければならなくなる。

フレイは、事前に受けた罪状とミエールの供述を目に入れた。
アリアと手をつないだ伯爵夫人の手は、この不利な状況で冷たくなっていた。

『…そうですか。 目撃者が十分にいるのですから、ロースチェント・アリアの犯行と決定づけられます、他に反論はありますか?』

今度はアリアの番だ。
アリアは堂々と立ち上がり、無罪を主張した。

『もちろん、無罪です。』

アリアの言葉に、フレイの額のしわはすぐに消えた。
アリアは早口言葉のように続けた。

『そもそも、あの時、私は屋敷にいませんでした。
皇太子殿下と一緒に都を出ていましたから。』

『・・・それは証明するのが難しい議論ですね。』

『いいえ、神様は私に同情しているかのように、
これを証明するチャンスを与えてくれたのです』

そうアリアが話し始めると、ミエールは声を荒げて、

嘘をつくな!!!
あなたは馬鹿げた主張をしている!!それはありえない。だって私はこの目で見たんだから!!!父親を階段から突き落としておいて、どこまで恥知らずなんだ!!!!』

と叫んだ__

管理人halu
管理人halu

あー感情的になっちゃってるわ・・。

__

176話

実の父親を押した女にしては今の発言はあまりにも恥知らずで、アリアはそれを笑っていた。
管理人halu
管理人halu

皮肉効きすぎて笑う。

あぁ…そうね、あなたは過去に汚い手を使って、私のティーカップに毒を入れていたものね…。

『…恥知らずの誰かが、私の父を押し落としたのです。えぇ私ではなく、そこの“彼女”が真犯人です。』

『嘘をつくな!!!!!』

『ミエール、今からでも真犯人を明らかにして、偽証を撤回しなさい。』

『真犯人は姉のあなたよ!!!!!』

鎮まりなさい。ここは法廷です。』

すぐにでも喧嘩が始まりそうな二人に、フレイが声をかけて仲裁に入った。

アリアが真犯人でないことを証明すれば、
ミエールの偽証が確定するので、ここで必要以上に争う必要はなかった。

『…その時、私が屋敷にいなかったという証拠があります。』

『・・・それは嘘だ!!!あなたはみんなに見られていたようですよ!!?』

管理人halu
管理人halu

・・・やめろってミエール・・。

アリアが「屋敷にいなかった証拠がある」と言うと、
ミエールは後ろにいる女性たちを一人ずつ睨みつけ、答えさせた。

『そうですよね?!彼女を見たでしょう?』

『・・・はい、この方を見ました。』

『えぇ、その通りです…。その方が屋敷に戻られた時に偶然お会いしました…。』

するとアリアは笑顔で「えぇ」と答えた。

『私が屋敷に戻ったのは本当です。
…ところで、私が屋敷に入った後で、誰か(屋敷にいる)私を見た人はいますか?』

管理人halu
管理人halu

・・これ(事件が起こる前)はアリア屋敷にいたって言うんだ・・。あくまで屋敷には戻ったけど、”入ってない”って主張なんかな?令嬢たちは外でお茶会やってたわけだし・・。

『…!』

『…』

『いませんでしたよね?だって私はすぐに屋敷を出たのですから。』

ミエールの側にいたとはいえ、
法を犯したり偽証したりしてまで助ける女性はいなかった。

しかも、ほとんどの人はミエールの言い分を信じて、アリアの反論を期待していないようだった。

『でも…、変ですね。』

一瞬にして冷え切ってしまった法廷に、
本当におかしいと思われることを問うアリアの声が響く。

『私が階段を駆け下りるのを見たと言っていた2人は、どうしてこのことについて今、何も言わないのですか?』

二人は、先ほどはアリアが伯爵を階段から突き落として逃げていくのを見たと証言しており、それはアリアが屋敷内にいるときに見ていたことを意味していた。

それでも、なぜ彼らは何も言わなかったのか?
なぜ、アリアの質問を、自分たちが見たことと関連付けることができなかったのか。

『それは…!』

『・・・あ、いえそういえば、見ましたよね!?私たちはあなたを見ました・・・はい・・・。』

アリアは彼女らに何と答えればいいのかを親切に話す場面を与えたが、彼女らのぎこちない答えに、法廷内の観客全員が彼女らの証言に疑問を投げかけた。

一歩一歩反論を続けるアリアに、フレイは改めて事実関係を尋ねた。

『もう一度聞きます。あなたが屋敷を出るところを誰かに見られましたか?』

『いいえ、残念ながらありません。でも、私が屋敷に戻ったところを見た人は、ミエール、メディアン、ウェンディの3人以外にはいないわ。ああ、それと……』

あと二人いた。
とても心配そうな目で彼女を見つめる2匹の子羊がいた。
アリアは彼女らに言及した。

管理人halu
管理人halu

子羊言うな笑

『私のメイド、ジェシーとアニーも私を見たわ』

『えぇ、その通りです。
お嬢様に掃除を命じられて、掃除を終えて部屋を出ました。』

『確かに一瞬しか見ていません。
部屋を出た後は、読書をすると言っていたので見られませんでした。』

結局、アリアを屋敷内で見た人はいなかった。

だんだんと雰囲気がミエールの悪い方向に流れていく中、彼女の代理人が席から立ち上がった。

『私はロースチェント・ミエール様の代理人です。彼女がまだショックを受けていることを考慮して、私が代弁します。』

管理人halu
管理人halu

・・・お前は誰だよ

『えぇ、発言を許可します。』

フレイの許可が下りると、彼はすぐにアリアの主張には抜け道があることを説明した。

『アリア様は屋敷にいなかったと言い続けていますが、それを証明する方法はありません。それに3人の女性が、アリア様が伯爵を階段から突き落とすのを見たと言っています。』

『確かにそうですね。』

『ですので、信憑性があるのはミエール様の証言です。残念ながらアリア様は反論するものも目撃者もいません。』

管理人halu
管理人halu

・・この時代(背景)では”目撃証言” が何より重視されるっぽいね・・。だからミエールも”この目で”見た!ってすごい言ってる。

皆、彼に同意しているようだった。
一定の目撃者がいたミエールの主張はより受け入れられた。

『いいえ、その件に関しては私が証人になります。』

しかし、裁判官がそこまで話すと、それまで静かに見ていたアースが口を開いた。

管理人halu
管理人halu

アースきたあ!!

『もうみなさまご存知の通り、
アリア様は私と一緒に首都を出て、今日帰ってきたばかりです。』

代理人は、節々に反論してくる彼を警戒していた。
皇太子が反論しなければならない相手だったからである。

それでも、彼は仕事のために咳払いをして、見知らぬ場所で目を見開いて反論した。

『・・・犯行後であれば別にそのことは可能ですが。』

『その時、アリア様が屋敷にいなかったことを証明する証拠があります。』

『証拠が…?』

『そう、証拠です。クレジットで支払いを済ませて帰ってきたところです。信用書(領収書)もあります。神様は、不正に苦しむアリア様を助けるつもりだったのでしょう。』

アースは腕の中から一枚の紙を取り出した。
フレイの指示で、その書類は判事に手渡された。

『それは…信用書(領収書)ですか?』

『はい、彼女と一緒に首都をこっそり抜け出して隣の街に着いたのですが、忙しくてお金を用意できませんでした。ですからクレジットで済ませ、帰りに返済したのです。』

皇太子がクレジットで何かを買ったのか…!

ここで出てきた核心的な証拠に会場は混乱し、ミエールは「嘘だ」と叫びたい顔をしていた。

『さて、裁判長、日付と時間に注目してください。』

アースの言葉に、フレイは請求書の日付と時刻を確認した。

『・・・事件のあった日の午後11時ですね。』

『そうです。 アリア様が伯爵を突き飛ばして逃げたのなら、その時間に次の街に移動するのは不可能です。そこまで行くのに半日はかかります。』

反論の余地のない証拠の登場に、フレイの表情が明るくなった。

これが事実であれば、ミエールとアリアの席が逆転してしまうことを悟ったミエールは、青ざめた顔で反論した。

『あ、あなたの!!あなたの権力があるから!!!そのような証拠は、自由に出すことができるでしょう?!』

管理人halu
管理人halu

・・偽造ってことね。

『…。こちらも、目撃者が何人もいるので、確認してほしいのですが』

『わかりました、すぐに誰かを送って確認させます』

フレイは待ち構えていた使用人に何かを手渡すと、チェックした使用人はすぐに法廷を後にした。

静かな法廷に、アリアの澄んだ声が響いた。

『裁判長、都市との行き来の許可証もあるのですが、一応提出してもいいですか?』

『・・・もちろんです。そうなると時間の計算も簡単ですから、大きな証拠になります。』

許可証を確認するフレイの顔は、かなり真剣だった。
しかし、フレイはそれ以上の証拠を求めていないが、世論はアリアが真犯人ではないという方向に傾いている。

『さて、これで双方の言い分は終わりでしょうか?皇太子殿下の提出された証拠が真実かどうかを確認するため、一旦休会とさせていただきます。』

事実が確認されれば、今度は席が逆になってしまう。

いや、ミエールはアリアの席ではなく、エマの席に行くべきだ。
処刑されて行方不明になったエマと同じくらいの罰を受けることになる。

『お嬢様…』

代理人が慌ててミエールを呼んだ。
その後ろに座っているイシースは顔面蒼白で、今にも法廷を飛び出してしまいそうに震えていた。

カインも緊張していて、手のひらの肉に爪が刺さるほど拳を握りしめている。

ミエールも動揺していたが、すぐにアリアが自分が伯爵を突き飛ばした場所にいたことを思い出し、次第に冷静さを取り戻した。

管理人halu
管理人halu

まじなんでコイツら裁判弱い(証拠も結局目撃者だけ?だし何も言わないし、感情的になっちゃうし)なのに裁判やろうとしたんや・・。

偽の証拠があるに違いない。
ただの時間稼ぎだったかもしれない。
全ては自分を怖がらせるためのデマに過ぎないのだろう。
そうだ、伯爵が階段から落ちた瞬間、確かにアリアは屋敷の中にいた。

だんだんと理性を取り戻してきたミエールは、アリアが屋敷にいたという決定的な証拠のカードがもう一枚あることにすぐに気づいた。

『……いや!?もうひとつある!!』

席を立った彼女は、手に何かを持っていた。

薄目を開けてそれを見たアリアは、満足げな笑みを浮かべていた。

『もうひとつあるのですか?それは何ですか?』

フレイは冷たい顔で聞き返した。

すでに、アリアが真犯人ではないと思っているようだった。
裁判はまだ終わっていないが、皇太子殿下とアリアが、どんな証拠を持ってきても反論できない証拠を提出したことが原因だった。

『お姉様のブレスレットです!!!』

ミエールは、壊れたブレスレットを腕から取り出した。
フレイの目がそれを見続けると、ミエールは慌てて説明を加えた。

『これはそこにいる姉が使っていたブレスレットなのです。彼女は父を階段から突き落とし、急いで出て行く途中で落としてしまったのです、その場で拾ったんです!!』

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 175話 176話 感想・考察

さてさてアリアを被告人として裁判が改定されました・・!

管理人halu
管理人halu

いや、イシースもカインもミエールももうちょいなんか準備してきなさいよ・・。”嘘だ!!”だけじゃないか・・笑 アリアは“その時屋敷にいなかった”って事実じゃないことで戦ってんだから、いくらでも証拠捏造できたでしょ・・。

最後、ミエールはブレスレットを提出しますが・・

管理人halu
管理人halu

アリアもはや笑っちゃってるよね。笑
きっと想定済みだし、この反論は用意してあるだろうね。

アースもサラも屋敷のメイドたちも裁判官のフレイすらも優しく見守るアリア有利の裁判、次回、決着付くでしょうか・・?

管理人halu
管理人halu

てゆかこんな裁判早く終わらせて、フレイと伯爵夫人に色々問い詰めたいことあるんだけど・・!!!(アリアは誰の子なのおおおおおおおおお!???

次回も気になります・・!

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管理人halu
管理人halu

待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから

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