【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 342話 343話ネタバレと感想。ルクソスがポリアナに求める贈り物の対価。

今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の

「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の342話 343話※海外版準拠（ピッコマ漫画版は178話？）を読んだので紹介したいと思います。

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皇帝と女騎士 342話 343話 ネタバレ

の前の管理人のひとこと・・

皇帝と女騎士の342話の感想アップしました！

なんだって手に入れてきた皇帝。
なんだってポリアナに渡してきた皇帝。

その皇帝がお返しに欲しいモノ。https://t.co/IjHjj9ISDb#皇帝と女騎士 #342話 #ネタバレ #感想 #原作小説版 #翻訳

— halu@ハッピー☆マンガ道場 (@happymangado) August 31, 2021

前話のネタバレはこちら！

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【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 340話 341話ネタバレと感想。その気持ちは愛か欲望か。

今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の 「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の340話 341話※海外...

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2021.08.30

342話

邸宅で目覚めたポリアナは顔をしかめた。

額に刻まれた深いシワが、彼女をより大人っぽい印象にしていた。

昨晩、ポリアナは早朝まで眠れなかった。
早起きするのが習慣だったため、ポリアナは結局あまり眠れないまま目が覚めてしまった。

彼女は肉体的にも精神的にも疲労を感じていた。

朝食をとった後、ポリアナはぼんやりと座っていた。
まだ脳がぼんやりするのだ。

執事が「侯爵様、今日はお城に行かれないのですか」と尋ねた。

『あぁ・・・なぜそんなこと聞くのだ？』

『お花をプレゼントされたのですから、お返しをしなければなりませんよ。』

『ああ、花か…』

そう、今、侯爵邸に飾られている美しい花……ポリアナは納得して頷いた。

『皇帝陛下への贈り物…花のお礼に何を選ぶのが適切なのかわからない。こういう時は何を贈ればいいのだろうか？』

『そうですね、刺繍をしたハンカチが一番無難で一般的な選択かと。』

ポリアナはうーんと唸って腕を組んだ。

実際ポリアナは妊娠中、助産師や医者が赤ちゃんに良いと言うので、何枚かのハンカチに刺繍をしていた。

しかし、そのハンカチをシトリンに置いてきてしまったのだ。

ではポリアナは今すぐ別のハンカチに刺繍をするべきなのだろうか？

『裁縫、な…。昔、陛下に革の手袋を差し上げたことがあるのだが、一度も着けているのを見たことがないんだよな…。』

ポリアナはそれ以上説明しなかったので、
執事はポリアナの裁縫の下手さが皇帝の機嫌を損ねたのだと思い込んでしまった。

『プレゼントを選ぶまではお城にいけない』と主張するポリアナに、

執事は「今日中に行ってくださいね」ときっぱり言った。

『まず、陛下にお礼を言うのが先決です。プレゼントは後で考えてください。』

と。

執事がポリアナの味方ではなく、皇帝の味方であることは明らかだったが、ポリアナは執事の言うことを認めざるを得なかった。

皇帝を訪ねてお礼を言うのは当然のことだった。

『…でも、先に贈り物を選んで、それでお礼をした方がいいんじゃないのか？』

『陛下にとって、あなたの訪問は最高の贈り物です、侯爵様』

『・・・。』

ポリアナは自分の執事がこんなに下品なロマンチストだとは知らなかった。

その言葉を聞いて恥ずかしくなった彼女は、すぐに自分の部屋に戻った。

年配の執事の表情は真剣そのものであった。

執事はポリアナがなぜ自分の発言を気に病むのか理解できなかった。

__

__

ポリアナはルクソスと固く向き合っていた。

贈り物のお礼を言う前に、
ポリアナはもっと大事なことを先に言わなければならなかった。

『陛下・・・昨日は失言してしまいましたので、お詫び申し上げます。』

昨日の温室で、ポリアナは改めてルクソスの愛を疑った。

ポリアナはあの時、質問してすぐに、そんなことを言ってしまったことを後悔した。

ポリアナは、床にひざまずいて下を向き、皇帝が自分を罰するのを待っていた。

『…こんなことを言うつもりはなかったのだが…』

ルクソスは、彼女の頭のてっぺんを見て、ため息をついた。

続けて、

『そなたはひざまずくことに関してはイノにそっくりだな。アイツがするようにひざまずいている。』

『・・・！！
そんなことは決してありません！！陛下！！

私はそんな簡単な女ではありませんよ！！！』

ポリアナはすぐに立ち上がり、ルクソスを笑わせた。

『でもポル卿、そなたとイノは本当に似ていると思うぞ？』

『どうして！？どうして私があの嫌な奴に似ていると思うんですか！』

『考えてみてほしいのだ。二人とも、昔は私の愛情を奪い合っていたのに、今は私を見捨ててしまった……二人とももう私を必要としていないし、望んでもいないように見える……私を古い不要な靴のように扱っている……。』

口に出して言った今、ルクソスは本当に悲しくなった。

『以前は、そなたとイノの間で、私の関心と愛情を奪い合っていたな…？しかし、今ではイノは結婚していて、私のことをほとんど意識していない。そして、ポルは、私の気持ちが本物ではないと思っている…。』

考えれば考えるほど、彼は悲しくなってきた。

ポリアナは再び膝をついて、「申し訳ありません、陛下！」と叫んだ。

『私はお仕置きを受けるべきです！』

『ふふふ、ただの冗談だ。』

『全然面白くなかったです！陛下！！』

『私には面白かったのだ。
昔のようにそなたと冗談を言い合えて楽しかった。』

皇帝はどんなに歳をとっても、ユーモアのセンスは変わらないようだった。

ルクソスはポリアナの肩に手をかけ、立ち上がらせた。

『立ち上がりなさい、ポル卿。私はこれまで何度もそなたに過ちを犯してきたが、そなたが過ちを犯したのは昨日が初めてだ。だから、謝る必要はない。』

『陛下、陛下は私の皇帝であり、私は陛下のしもべです。
何があっても、たとえ陛下が私に求婚しても、この事実は決して変わりません。』

『ポル…、そなたは厳格すぎる…。
…まあ、いい。花のお返しとお詫びに、そなたには贈り物をしてほしいのだが…。』

だから今日も、皇帝が「お礼は言葉さえあればいい」と言ってくれるのではないかと期待していた。

ポリアナは、それが大きな間違いであることに気づいた。

と彼女は混乱した。

ポリアナがルクソスに改めて何が欲しいのかと尋ねると、ルクソスは

『そなたの一日を丸ごとくれないか。』

と答えた。

ポリアナは力強くうなずき、

『陛下、それどころか、私は私の一生をお譲りする準備ができています。』

ルクソスは首を振って、そういう意味ではないと言った。

『私と一夜を過ごして欲しいのだ。』

ポリアナはただ頷くことしかできなかった__

__

343話

『はい、侯爵様、普通に息をしてください。』

シミング夫人がポリアナに“楽に立っていてくれ”、
と言っても、ポリアナはお腹の力を抜こうとしなかった。

彼女はできる限り息を止め続け、シミング夫人にため息をつかせた。

『ウィンター侯爵、あなたはお腹を押さえなくてもとてもスリムですね。』

『でも、最近太ったんだ。お腹が出てきてさ。』

『いいえ、そんなことはありません。
それどころか、侯爵様、あなたはまだ細すぎます。もう少し太られたほうがいいですよ。』

『とんでもない！』

ポリアナが自分の体の形を変えさせないのには理由があった。

騎士にとって、皇帝から特注の鎧をもらうことほど名誉なことはない。

通常、鎧は下に何枚かの服を重ねることができるように作られているので、少しくらい体重が増えても大丈夫だ。

しかし残念ながら、女性用の甲冑を専門に作る甲冑師はあまりいなかった。

確かに素晴らしい鎧ではあったが、それは同時に、ポリアナが1kgも太れないことを意味していた。

もちろん、太ってもいいように鎧のパーツを変えればいいのだが、ポリアナはそんなことはしたくなかった。

__

__

さて、ポリアナとシミング夫人の周りには、山のような布地があった。

ポリアナは、テーブルの上にさまざまな布地が積み上げられていくのを、気まずそうに見ていた。

これらの材料はすべて、ポリアナのドレスを作るためにここに運ばれてきたのだ。

皇帝が

と言ったとき、ポリアナは緊張してうなずいてしまった。

驚いたことに、シミング夫人は彼女にぴったりのドレスを持ってきていたのだ。

今までに見たことのない服だったので、ポリアナは

『シミング様、なぜ私にこんなぴったりのドレスをお持ちなのですか？』

と尋ねた。

『昔、私があなたのためにドレスを作ったことを覚えていますか？』

『ええ、もちろんです。』

『これはその時に完成させたドレスです。』

『…でも、なぜまだ持っているのですか？』

『せっかくお作りしたのだから、処分したくなかったのです。…それに、婚約を解消したあなたに渡すのも気が引けましたので。ですので今まで持っていました。』

__

__

シミング夫人は王室の裁縫師でありデザイナーであるが、
過去に皇帝の依頼でポリアナのためにいくつかの衣装を作ったことがあった。

ポリアナの結婚式のドレスやパーティー用の衣装などを依頼されていたが、プラウの件があってからはそのすべての仕事がストップしてしまっていた。

ポリアナはもうその時はヤパにいなかったが、
シミング夫人はまだ彼女の寸法をすべて把握していたのだ。

シミングは自分の幸運と喜びを信じられなかった。
シミングは、ポリアナのために作った青いドレスを見て、不思議に思った。

彼女が気まぐれに作ったこのドレスたちは、
ウェディングドレスとして使われるものだったのだろうか？

今日、彼女はポリアナの体をもう一度計測し、
それから秘密裏にウェディングドレスを完成させることができたのだ。

皇帝は、自分とポリアナの結婚計画に関して誰にも何も命じなかったが、その必要はなかった。

事情を聞くやいなや、誰もがそれぞれに準備を始めたからだ。

皇帝と女騎士 342話 343話　感想・考察

自宅の執事の後押しもあって、ルクソスに馬車いっぱいのお花の御礼を言いに行くポリアナ。

御礼を言うポリアナですが、ルクソスは珍しく満足せず、
なんだって欲しいものは手に入る皇帝が希望するそのお返しは“ポリアナの一夜”でした・・！

でもルクソスはただ欲望を叶えるわけではなく、
またポリアナを惚れさせる何かしらの策、は練ってきそうですね。笑

勢いでウェディングドレスも完成しちゃったみたいですね笑

次回も気になります・・！！

 

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次回第344話ネタバレはこちらから

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【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 344話 345話ネタバレと感想。渦巻ク欲望。 某、月燈リ。

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2021.09.01