今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」155話・156話(漫画版は57話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 155話 156話 ネタバレ
前話ネタバレはこちらから
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155話
アリアが投資家Aである噂は街中に、そしてもちろん伯爵邸まで広がって、手のひらをクルクルした伯爵はアリアに歩み寄ってきた・・
『これからは、カインと一緒に外に出て仕事を手伝ってくれないか?やることがいっぱいあるんだ!』
彼は誇らしげに、これからは自分の仕事を手伝ってくれとアリアに要求した。
なんでだよ・・。アリア忙しいでしょ。。狂っとる・・笑
アリアが彼を助けるのは当然かのような口調だった。
『…お父様、私は忙しいのです。こうやって来てくれる若い人もいるのですから、歓迎しないといけません。また、他の国からも手紙が来ていますので、自分のところを離れるわけにもいきませんので。』
伯爵の口は彼女の断固とした拒絶によって縫われたように閉じてしまった。
すでに機会を逸したことを悟ったのか、伯爵の目は宙をさまよっていた。
『・・・なぁ、皇太子様とは以前からのお知り合いだったのか?』
なんとか隙間を見つけたカインが尋ねた。
その表情はいたって真剣だった。
伯爵夫人も気になるようで、目を輝かせて答えを待っていた。
『そうですね、(お会いしたのは)14歳の時ですので、あれから2年が経ちました。』
アリアはそう言って自分でも驚いた。
あの初めてあった衝撃的に悪い出会いからもう2年が経っていたのだ。
アースまだ20歳だったのか・・笑
そこにびっくりだわ・・笑
アリアはまだやり直してるからわかるけど…
成人式を皮切りに、これからは公式の場に姿を現すことになる。
アリアは期待と不安に満ちた笑みを浮かべたが、カインはなぜか思い切り額にしわを寄せた。
アース(ピノヌア)のこと考えると怒り出す非モテ・・
伯爵夫人は、『どうして今まで隠していたの?』と騒いだ。
『私は…彼が誰であるかを知らずに会っていたのです。
その彼が皇太子であることを知ったのはつい最近のことだったので…。』
『ああ…!なんてことなの…! 小説のストーリーみたいじゃない!お互いを知らずに恋に落ちたなんて…! ロマンチックすぎるわ…!』
と、まるで少女のように感心していた。
自分の娘が夢にも思わなかった夢を叶えたので、とても嬉しそうだった。
よかったね。笑
『まさか、前に法廷で会ったピノヌアは…?』
『ああ、そういえば、お兄様は会ったことがありましたね。
その通りです。ピノヌアは…しばらく借りていた名前だそうです。』
『ということは彼は…お前を心配して裁判所に来てくれたということか…?』
『そうだったらしいです。』
カイン・・もう勝てないお・・。(´・ω・`)
『…詳しくはアースさんが来たときに聞いたほうがいいと思いますよ。
全部話してしまうと、彼が来た時に会話がなくなってしまうので。』
アリアはそう言って自分の部屋に戻っていった。
暖かな日差しが降り注ぐ庭には、3人だけがそれぞれの思いを胸に残していた。
__
__
アリアが訪ねてきた若い男たちに食事を振る舞ったという噂は2日も経たないうちに、広まっていった。
“悪女”アリアの枕詞もいつの間にか変わった。笑
“社会的地位を上げて庶民を理解しようとした噂の美しい投資家“は砂時計をひっくり返す。・・なげぇよ。
『アリアお嬢さま! ご要望通り、毎週決まった日時に来るように言いましたよ!』
ジェシーは明るい顔で言った。
『ありがとうね。』
『それに、少し早めに新聞も持ってきました。
ハンスがお屋敷に持ってきてくれたのです。』
『本当に?』
新聞を取り出したジェシーの表情はとても明るかった。
アリアは自分の記事が新聞に載っていることを感じた。
期待に胸を膨らませながら新聞を開くと、ジェシーはこう付け加えた。
『ハンスが、お嬢様が投資したアカデミーにも入学したみたいですよ! 奨学金をもらったんですって!』
と言っていた。
『・・・そうなの?』
彼は、過去にとんでもない結末を迎えたが、今は自分なりの幸せを見つけているという、自分では考えもしなかった話を聞いて不思議な気持ちになった。
過去にはアリアとも関わりあったもんね・・
そしてアリアは、噂の悪女を追い出すことで、
そんな未来を迎えることができるのではないかと期待した。
__
__
そして以下が、新聞記事ね。
{貧富の身分に関係なく無数のビジネスマンを救った投資家Aの正体は、ロースチェント家のアリアであることが判明したのだ。
さらに最近では、アカデミー完成後、世間の注目を一身に浴びていたロースチェント・アリアの噂が、間違いだったことが判明した。
そして、その噂の出所もまた衝撃的だ。
それは、彼女の美しさに嫉妬した妹のロースチェント・ミエールからのものではないかという疑いもある。
もしそれが本当なら、これ以上に恐ろしいことがあるだろうか?}
その記事は彼女の心を表しているようで、アリアは口を緩ませた。
ええええ笑
悪女の噂はミエールが流したって記事になってるね・・!GJ(グッジョブ)・・!
ジェシーは配る前に読んだのか、明るい顔をしていた。
自分が噂の投資家Aであることが判明したからといって一気に彼女は人気を勝ち取ったわけではなかった。
サラとの会合で知り合った若い人たちのグループや、屋敷の使用人やメイドたち、あるいは彼女がビジネスをサポートするグループなどがその例だ。
そうだね。アリアのひとつひとつの努力だよね。
また、アリアが時々公式の会合に出席して、噂とは全く違う聡明で美しい容姿と上品な物腰を持っていることを明らかにしたおかげでもある。
これまでの彼女の小さな努力が、この機会に輝いたのだ。
アリアが最初にビジネスの話をしたのは、ミエールへの復讐のためになんとか伯爵の心をつかみたかったからだった。
しかし、アリアはこのように成功するとは思ってもいなかった。
『お嬢様の噂が悪意に満ちていたことが、いよいよ判明しますね!!』
アリアが初めて屋敷に入ってきたときのことは、ジェシーも覚えていなかったが、ジェシーは主人に対する一抹の不安を消し去り、純粋な信頼を露わにしていた。
そうすれば、アリアはジェシーにも意地悪をしなかっただろう。
アリアはすぐに頭を振って後悔の念を頭から消し去った。
もう起こした事実は変えられないからだね。
__
__
アリアは再び新聞に目を向けた。
庶民が読む新聞だとしても、この記事は伯爵やカイン、ミエールにも届けられる。
それはともかく、伯爵とカインはしばらくの間、黙々と仕事に打ち込んでいたので、帰宅が遅くなり、顔を見るのも大変だったのだ。
・・・ふむ。伯爵はアリアに寝返るっぽいけど、カインと何か忙しそうにしててアリアの手を借りたいのは本当みたいだね。
『そういえば、ミエールはどうしたの?』
『ああ…彼女は早くから出かけていきましたよ?』
そして、何の因果か、ミエールも最近は外出で忙しそうにしていた。
・・。
そこで、アリアは目を細めた。
ミエールは再び立ち上がって無理矢理にでも出掛けていっていた。
行き先は…おそらく公爵の屋敷で、彼女とオスカーを結びつけた公女に会うためだろう。
__
156話
屋敷のメイドたちの報告によると、大きな事件があった場合、ミエールには公女からの手紙が届いていた。
だから、今回も相談に行ったのだろう。
私が皇太子を横取りしたと思って、公女様はどんなに怒って動揺することでしょうね…!
皇太子の前にも、アリアはイシースの可愛い弟とスキャンダルを起こしていた。
ちょっとワクワクすらしてるアリア。笑
アリアは当人と何度か会ったことがあるわけではないが、
印象は限りなく悪いはずで、イシースは彼女を引き裂きたいと思っていたはずだ。
・・・てゆかアリアの周りの人間も含めて抹消するって言ってたよね。イシース・・。
どうせ皇太子との会談を続けるのであれば、公女も当然敵になるが、それとは別に個人的な恨みに縛られているのである。
そこでアリアはイシースが他国の王と結婚して新たな権力を求めようとするのをどうやって阻止するか、それをどうやって監視するかを考えながら一日を過ごしていたが、夜遅くに一人の客が彼女を訪ねてきた。
『…レイン?』
おぉ!
アース絡みの報告かしらん?
__
__
『夜分遅くにすみません。遠方に出張していて、自由な時間が取れなかったもので。』
彼の訪問により、彼女はアースのニュースを聞くことができた。
アリアは急いでお茶を用意しようとしたが、あいにくその時、伯爵とカインが帰宅した。
チッ…。
そして流れで一緒に食事をすることに…・
伯爵は疲れ切った体で、レインに一緒に食事をしようと提案した。
もちろん、レインが自分自身に会いに来たと思っているようだった。
レインは少し嫌な顔をしたが、すぐにうなずいてダイニングに向かった。
用意していた花束やプレゼントは、アースの指示でアリアに渡し、彼の仕事はすべて終わった。
いつもは部屋に来ていたのに。
気になった彼女は急いで自分の部屋に行き、手紙を開いてみた。
プレゼントは後回しにした。
最初の一文を通して、アリアは、彼が来ないのではなく、来れないのだと気づいた。
彼女は、彼が以前のように敵対勢力によって見知らぬ土地をさまよっているのではないかと心配して、再び急いで手紙を読んだ。
忙しいのに律儀なアース。
手紙は、まるでアリアの目の前で話したかのように、アリアの心を読み取って考えたかのように書かれていた。
手紙を読み終えると、しばらく眺めてからテーブルの上に置いてあったプレゼントを開けると、そこには見たこともないブレスレットがあった。
ほう、ブレスレットとな。
細い糸を束ねて作ったものである。
彼女はそれを初めて見た。
ミサンガ的な・・?異国っていうのも気になるよね。最近異国の王と色々やってる女いるし・・
だからこそ、彼女は彼がこの素晴らしい装飾品を送ってくれたような気がした。
__
__
『このクッキーを見てください。形が可愛いわ!』
『ええ、本当に。』
色とりどりの庭に置かれた豪華なテーブルに座った若い貴族令嬢たちは、それぞれ大げさなほどの感嘆の声を上げていた。
その中心にいるのがミエールだった。
ミエールのターンか・・。
『公女様からの特別な一品ですって。』
『さすがですね。公女様は目利きが違います。』
彼らは、自分たちのテリトリーに落ちてきた爆弾を無視して、平静を装おうとした。
テリトリーに落ちてきた爆弾=アリア=投資家Aのこととか、イシースのこととか、例の新聞記事とかだね、まぁ慰め合い会みたいな。
彼女らはそうするために集まったのだ
『それにしても、噂の悪女・・・あんなに走り回って・・・まぁ、最悪の選択をしたものだわ。』
『彼女は汚れた血を持っていて、だからあんなことをしているのです。
彼女は母親と同じように、寄生しなければならない生き物なのですよ。』
汚れた血=娼婦の、ってことよね。なんて胸糞な表現よ・・。
『帝国の将来も心配ね…』
・・・はんっ
『公女様はそれを止めようと奮闘しているのでしょう…。』
『その通りです。公女様は、帝国の末裔としてこのまま汚い血を流すくらいなら、他国と手を結ぶことを望んでおります。』
最後に、自分たちが信じている、従うべき存在を褒めることであった。
自分で力をつけてきたアリアとは違い、他の貴族の女性たちが今の状況でできることは、集まって軽食を楽しみながら噂話をすることだった。
『あなたたちの意見はイシース様に伝えておきます。きっと彼女も喜ぶと思いますよ。』
実際に伝えるのは彼女たちの名前だけだが、会合の代表として空虚な言葉を口にしたミエールは、公女のもとへ向かう準備を始めた。
マジなんの会なんだよこれ・・笑
アリアからしてみても全く相手にもならないでしょ・・。
皇太子がアリアと会っていることを知ってから、逆に動けなくなってしまったのはイシースだった。
誰でもない娼婦の娘が自分の身代わりになるというショックからだったのだろう。
ミエールもショックを受けたが、イシースほどではなかった。
ミエールとアリアが比較された時とは違い、皇族の血を継いだイシースよりも、浅い生まれのアリアの方が優れているという意見もあった。
__
ミエールは、なるべく公女を怒らせないようにしながら、その間に起こったことを報告した。
『(会合してきた)貴族令嬢方のことは心配しなくても大丈夫です。彼女たちは公女様にとても忠実です。もし裏切り者がいたら、全員で身を投げ出してでも止めようとするでしょう。』
イシースが望むような重要な報告ではなかったが、ミエールはそれが重要な問題であるかのように扱った。
だからこそ、イシースは冷たい顔で答え、別のことを尋ねた。
『・・・なるほど。
ところで皇太子殿下はそちらのお屋敷に来られたことはありますか?』
『あ、いえ…。まだいらしたことはないですね…』
そういえば、かなり時間が経っても、皇太子は邸宅に来ていなかった。
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 155話 156話 感想・考察
伯爵とカインが何かしら動いてるっぽいですが、やっぱり他国への移住への準備、とかでしょうか。
あとミエールの火消しとかもあるだろうね・・笑
新聞記事、最高だった。アリアの悪女の噂が全部ミエールのせいにされてて笑った。最初はアリア、悪女だったのは事実なのにね・・笑
同時にミエールもなんとか貴族令嬢たちと会合(という名の愚痴を言い合う会)を主催してアリア敵対のグループを作っていましたが・・
もうイシースにも無視されるくらいで哀れすぎたわ・・。
イシースもアリアのことが衝撃的すぎて(娼婦の娘に自分の元・婚約者の皇太子取られたこと)動けないっぽいからね。
あとは、アースですかね。
なんかまた顔出せなくなる時間が増えそう?どこいるんだろう。
あとミサンガ?ブレスレット?なんの意味があるんだろうか。
ミサンガだとしたら願いを叶える系の暗喩がありそうよね。ブレスレットだったら何かしらの魔法がかかってたり細工があったりする?のか・・?
次回もどうなるでしょうか・・気になります・・!
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