【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 143話 144話ネタバレと感想。ミエールのメイドに取り入るアリア・ピノヌアからの手紙。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す143話・144話(漫画版は54話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 143話 144話 ネタバレ

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 141話 142話ネタバレと感想。エマへの判決確定。アリアは修羅場へ。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」141話・142話(漫画版は54話?)を読んだので紹介し...

143話

管理人halu
管理人halu

エマ断罪の後で…アリアを巡ってカインとアースがバチバチで…!

『おいおい、まだ大人にもなっていないアリアを、
どこの誰かもわからない奴と二人きりにするわけにはいかないな。』

そう言ってカインはアリアが自分のものであるかのように、自分の後ろに隠した。

この無礼な行為に怒りを覚え、それよりも一歩早く、アースはアリアの手首を掴んでいたカインの腕を咄嗟に掴み、こう言った。

『それはお前が決めることじゃないだろう?
それに今のお前こそ、彼女にとってどれほど恐ろしいかにすら気づいていないようだ。』

カインはアリアの手首が色を失っているのを見て、唇を噛み、手に与える力を緩めた。

管理人halu
管理人halu

・・・。

捕らえた手を引き抜いたアリアは、数歩後ろに下がった。

そして、彼女は警戒心を持った視線でカインに言った。

『お兄様…私はただ、戻って欲しいだけなの…。可哀想なミエールの面倒を見て、そばにいてあげて欲しいの。私は…ピノヌアさんと約束がありますので。

そんな冷たい言葉を残してアリアはカインから背を向けた。

アリアは、ピノヌアさんと呼ばれて少し恥ずかしそうにしているアースの腕を抱えて、その場を離れた。

カインの怒りの目は、消えていくアリアとアースの姿を追っていた。
管理人halu
管理人halu

・・なんか不穏だな・・。

__

__

約束の場所を過ぎてもずっと黙ったまま、廊下を歩き続けていたアリアは立ち止まらなかった。

アースは彼女を見て、

『ピノヌアさん……?私のことを言っていたのですか?』

すると、歩みを止めていたアリアが彼を見て、

『ええ、あなたはピノヌア・ルイではありませんでしたか?』

と言った。

『まだその名前を覚えていたのですか?』

アースはわずかに微笑んだ。

彼は、アリアとはその名前で一度だけ会ったことがあると思っていたようだが、彼女は投資家Aだったので、ピノヌア・ルイという偽名でアースと何度も手紙のやり取りをしていたのだ。

管理人halu
管理人halu

そうでした。

カインの前では、アースは自分が皇太子であることを名乗れなかった。
今度はアリアが自分の正体を隠す番だった。

彼女は話題を変えた。

『でも、どうしてここに来たの?』

管理人halu
管理人halu

本題だね・・。アースはさっきの裁判どこまで見たんだい・・?

『・・あなたを心配していました』

アースは本当に彼女のことを心配していた。

『前にあの裁判官には会ったことがあのですが、彼は私の正体を知っていて、だから私は法廷に行けなくて、外で待っていたのです。法廷に入れれば、真犯人と対面することができたのですが。』

真犯人。
ベリーが無事に釈放されたことを知っても、彼はそのことを質問しなかった。
管理人halu
管理人halu

ふむ・・。

むしろ、心配していた。

そのせいか、彼女の頭の中に浮かんでいた疑問が大きくなり、不安定になっていた。

彼は本当に私のことを知っているのだろうか。なぜ彼は私にこんなにも優しく接してくれるのだろうか。私はいつまで内心を隠しながら彼に会うことになるのだろうか。

『アース…あなたは私のことをあまり知らないと思います。』

彼はアリアの意味深な答えに注目して答えた。

『…それでは、これからは私には教えてください。』

素直でまっすぐな答えと視線は、
彼女がどんな本音を隠していても受け入れてくれることを意味していた。

『・・・私が実は噂通り悪女だったとしても?』

『私は噂で人を判断しませんし
そんな噂の人がこの世に存在するかどうかはわかりません。』

雑貨屋で初めて見たときからのあなたが全てです、と付け加えた。

アリアは、自分が当時冷たくぶっきらぼうで荒々しかった姿を思い出し、震えた。

管理人halu
管理人halu

笑う。

ただアリアは、話を続けるアースを強く見つめていた。

彼女の目に立ちはだかっていた不安や疑問は、突然消えてしまった。

本当の自分の姿なんて知らないように聞こえるかもしれないが、
それは十分な慰めであり、彼女が最も望んでいた答えでもあるのだ。
管理人halu
管理人halu

色々バレてなかった、と。
でもだとしたらなんでアース来てなんでアリア呼び出した?
エマのことも聞かないし・・

ずっと前からそんなアリアの目を見つめていたアースは、彼女の髪に触れて言った。

『一方で、あなたがもっと良い噂がされるような人になってほしいとも思っています。あなたの周りには、あまりにも多くの邪魔者やジャンクな(悪評)噂があると思いますので。』

その目には深い感情が込められていて、アリアの顔も輝いた。

同時に、彼が何を言っているのか理解したアリアは、誤解を解くための言い訳をした。

『ご存知の通り、私にとって先ほどの彼はただの兄弟です。彼は家族です。』

『それだけではありませんよ。』

彼は、アリアがたまに人の集まる場所に現れて、人の注目を集めることが気に入らないようだった。

彼の曖昧な言葉のせいで、
何を考えているのかわからないアリアは、必死になって考えてみた。
しかし、答えは出なかった。

『今は戻られた方がいいと思います。』

と、アースは柔らかい目でアリアを見ながら言った。

管理人halu
管理人halu

・・・マジでアースなんのためにきたの・・?笑
あれ・・?どっかで訳間違っては・・ないよな・・?笑

『本当は色々とお話したいのですが…』

アースは続く言葉を飲み込んだ。

しかし、口には出さなくても、アリアが穏やかに頷いたのは、彼が新アカデミー設立のためにいかに忙しいかを手紙で知っていたからだ。

『それでは、また近いうちにお会いしましょう。』

アースはいつものように彼女の手の甲にキスをして去っていった。

手の甲に触れた唇の温度を感じながら終わった短い出会いの後悔を残し、アリアはアースの用意した馬車で屋敷に戻った。

管理人halu
管理人halu

・・謎・・マジ・・謎・・ただ会いたかったの・・?

__

__
裁判の日から意識を失っていたミエールは、病院に運ばれている間に正気に戻り、おかげで屋敷で安静にしていた。

医師によると、ミエールはショックで一時的に呼吸困難に陥っているとのことで、しばらくの間は安静にするようにとのことだった。

しかし、エマの処刑までに残された時間がわずかなことを悟っていたミエールは彼女を救うつもりだったのだろうか、その弱った体を引き摺って何度も外出を強行していた。
管理人halu
管理人halu

・・・”敵”ではあるんだけどツライな・・。

もう遅いのよ…
とアリアは思っていたが。
そして、美しい緑の瞳で、解決策が見つからないままついにエマの最期を見届けたミエールは、正気を失ったようにぼんやりとした日々を過ごすようになった。
管理人halu
管理人halu

・・・。

優雅な仕草と輝く瞳で、いつもメイドたちの憧れと尊敬を集めていたあのミエールはどこにもいなくなってしまった。
生まれた時からミエールを守ってくれていたエマがいなくなったことで、彼女は魂の抜けた空っぽの存在になってしまった。

ミエールの行動は、メイドたちを動揺させるのに十分だった。

『あら、あなたはそこに何時間立っているのかしら?』

アリアの問いかけに、ミエールの部屋の前で待機していたメイドたちは驚いたように首を振った。

ミエールは内鍵をかけているので、掃除もできないのだ。

その隣には、軽食を持ったメイドがいた。

彼女はミエールの側近だったはずだが、未だに彼女の部屋に一歩も入れず、目を赤くしていた。

『・・何かいい方法はありませんか?』

そう問い掛けてきたメイドにアリアは、温かいお茶を一緒に飲まないか、と勧めた。

『・・・お茶ですか?』

『それはあなたが疲れているように見えるからよ。
少し休んだほうがいいと思いますよ。』

『ああ…』

それでもやらなければならないことがあり、困った素振りを見せるメイドたち。

ミエールは許可も拒否もしないので、彼女らはずっと答えを待つしかなかったのだ。

それに、この家の令嬢でもあるアリアと一緒にお茶を飲むだって?アニーやジェシーがそうしているという噂はあったが、ずっとミエールのメイドとして働いてきた者たちには遠い世界の話だった。
管理人halu
管理人halu

・・・そういう扱いは受けてなかったのね。アリアと違って。

メイドの二人が躊躇していると、アリアは再び誘惑の手を差し伸べた。

『もし誰かに聞かれたら、用事があって呼んだと言うから。さぁ、皆さんはゆっくり休んでください。』

管理人halu
管理人halu

これ、、アリア完全にミエールのメイド達に取り入る算段だな・・。

感動したメイドたちが頬を赤らめるほど、アリアは親切に接してくれた。

やがて、アリアに好意を寄せていた人々の話が屋敷内に広まり、彼女の評判は少しずつ変わり始めた。

それまでは、エマの空席が一番大きく、その空気が彼女らを圧倒し、支配していた。

そうしてアリアと接するうちにミエールの側近たちは、次第に甘い誘惑に心を向けていくのだった。

管理人halu
管理人halu

ミエールの居ぬ間に洗濯、だね・・。

屋敷の中では、静かに流れが変わった。それは、まだ誰も気づいていなかったが。

『・・・これを・・、本当にこれを私たちに、ですか?』

メイドたちは、唇に色を添える化粧品を手に、次々と尋ねてきた。

管理人halu
管理人halu

口紅をミエールのメイド達に振る舞うアリア。

アニーがアリアの代わりに勝ち誇ったように頷くと、
メイドたちは小さな悲鳴を上げ、すぐに化粧品の蓋を開けて香りや色を確認した。

『あの…、こんな貴重なものを…』

感動する彼女たちに善意の笑みを浮かべたアリアは、紅茶を一口飲んだ。

アリアはそれをメイド達に渡すために買ったのではない。

彼女が投資家Aとして投資した事業者の一人が、
「自分が作った化粧品だ」と言って、大量にあれやこれやを送ってきただけだった。

管理人halu
管理人halu

悪女だ・・笑
まぁ、使わないものをあげて喜んでくれるならいっか。

__

144話

他にも目を引く化粧品や香水、豪華なポーチなどが、まるでメイドたちの目の前に飾られているかのように展示されていた。1個や2個ではなく、数十個単位で置かれているので、メイドたちの注目と物欲を誘うには十分だった。

『お嬢様、質問があります……どうしてこのような貴重なものをたくさんお買いになったのですか?』

好奇心旺盛なミエールのメイドがそう尋ねると、アニーはアリアの代わりに馬鹿にしたように答えた。

『アリア様がご自身の為に買われたと思いますか?全部貴方達にプレゼントする為ですよ。

管理人halu
管理人halu

アリアの悪女活動に必須な敏腕な右腕がここにいたわ。笑

『ああ…!!!』

アニーはすべてを知っていたが、主人にいい顔をさせたいのでハッタリを加えた。

アリアは満足げな笑顔でアニーを見ていた。
アリアがアニーに投資した金貨や銀貨で、アニーは全く変わった。

管理人halu
管理人halu

完全に買収されております。笑

もちろん、プレゼントをもらったことは事実なので、嘘はついていない。

メイドたちは、お茶を楽しむアリアを目を輝かせて見ていた。

その視線は、優雅で格調高い貴族の女性に対する尊敬の念だけではなかった。
そこには、生まれ自体は自分たちよりもずっと下に見られていた身分を克服し、美しい容姿とその立派な性格で帝国の男たちを魅了する女性への羨望と憧れがあった。
管理人halu
管理人halu

なんかプレゼント効果でより扇動されとるな・・笑

そして・・・。

たった1年でやんちゃだったただの少女からエレガントな女性に変身したアニーへの嫉妬もあった。

最初こそミエールを裏切ったり、アリアに執着したりと非難は受けてはいたが、最終的に勝ったのはアニーだった。

彼女は貴族のように人生を楽しんでいるのではないか?

そして今、彼女は本当に貴族に昇格するかもしれない。

アリアのおかげで成功した事業者のボブーン男爵と会っているという噂が世間に流れていたからだ。

羨ましく思わないわけがない。

エマを失ったショックでまだ目が覚めていないミエールのおかげで、メイドたちの目が変わるほどだった。

皆、アニーのようになりたい、アリアのようになりたいと思っていた。

 

管理人halu
管理人halu

これは・・。

『アリアお嬢様、そういえば、今朝、ミエール様がしばらく庭を散歩されていました。その間に、彼女の部屋を掃除することができたのです。』
『そうなんです。彼女はまだうまく話すことができませんでしたが、少し良くなったようにも見えました。手紙のおかげかもしれません。』
管理人halu
管理人halu

・・続々とミエールのメイドからアリアに集まるミエール情報・・笑笑

『・・手紙?』

『えぇ、ミエール様はイシース王女から手紙を受け取っていました。あの事件からずいぶん時間が経っていますが…。王女様から手紙をもらったことを伝えると、すぐに部屋から出ていけと言われました。びっくりしました…。』

管理人halu
管理人halu

ふむ・・。

理解の早いメイドたちは、そういった情報をアリアに流した。彼らは、アニーが主人であるミエールを売って豊かな生活を享受していたことを理解しているようだった。

『そうですか…。』

アリアはとても嬉しそうに答えた。

ただ、オスカーの話題は何もないのね・・・ミエールを訪問してくるのかどうかも。

今のミエールにはそれしか考えられないはずだ。
オスカーはミエールが愛した唯一の人だった。
彼への愛はエマへの愛を凌駕しているだろう。

オスカーを魅了するのが一番だったのはわかっているのだけど・・。
管理人halu
管理人halu

情報がね・・。

メイドから聞いたミエールの気持ちや情報に、アリアは笑顔を隠さず、その度にごく小さなプレゼントをメイドに渡していった。

『これからもよくお願いしますね。可哀想なミエールさんを助けてあげたいのだけど、残念ながら私の耳にあまり入ってこないので。』

『はい!はい!お嬢様!!』

管理人halu
管理人halu

買収・・完了・・。笑

誇り高き主人を持つ満足感よりも、物理的な富を手にする力の方が喜びが大きいと気付いた彼女らは、毎日アリアにやってきた__

__

__

『待て』

『・・・はい?』

カインは帰ってきたばかりのアニーを呼んだ。
彼女は若いビジネスマンからの手紙を持ってアリアの部屋に向かっていた。

アニーは胸に何かを抱いていたが、機嫌が良さそうに笑っているのを見て、カインは不思議に思った。

カインはアニーに尋ねた。

『どうしてそんなに手紙が来るのだ?』

『はい…?』

それほど驚くような質問ではなかったが、カインはアニーの過剰な反応に顔をしかめた。

“ピノヌア”からか?』

管理人halu
管理人halu

は・・?

ピノヌア、ですって?

アニーは思いがけない名前に首をかしげた。

なぜ急にピノヌア・ルイの名前が出てきたのか。
彼は数ある事業家の一人に過ぎない。

アニーの表情を読み取ったカインは、少し安心して再び尋ねた。

『他の誰かなのか?』

『その…お嬢様の個人的な手紙ですので…』

それでもアニーが隠していると、何かを考えていたカインが再び

『・・あの若い男爵とお前は会っているのか?』

管理人halu
管理人halu

・・もう・・なによコイツマジで・・。

と聞いてきた。

アニーは彼の間違った思い込みに素早く頷いた。
自分のことであれば下手な言い訳をするよりも、勘違いしたまま肯定した方がいいだろう。

すると、無表情なカインが、

『今すぐ行け』

と言った。

『はい、はい…』

『あ、そういえば』

彼の問いかけが終わったと思ったが、カインは再びアニーを呼んだ。

驚いたアニーは飛び上がって頭を回し、カインは再びピノヌアについて尋ねた。

『あのピノヌアはどのくらいの頻度でアリアと会っているのか?』

 

管理人halu
管理人halu

しつこい・・笑
もうこれ非モテでストーカーの域に入ってるだろ・・。

『…ピノヌアさん?存じ上げないです。
お嬢様はその方に会ったことがないと思いますが…』

そう答えるとカインはアニーを解放し、彼女はアリアの部屋に急いだ。

__

__

アニーが息を切らして入ってくると、アリアは理由を尋ねた。

『あの…、カイン様が変なことを聞いてきたんです…。』

『・・・何を?』

『ピノヌアさんのことです。お嬢様は彼とよく会っているのかと聞かれました。どうして疑問に思うのかはわかりませんが…私が持ってきた手紙は彼からのものかと聞かれました…。』

アリアはアニーの言葉に顔をしかめた。アースと出会った日から、彼は疑惑の目をしているだけだったが、彼はアリアではなくメイドに聞いたようだった。

どうすればいいっての…?

アースの正体を明かすことはできなかった。
それは彼が皇太子だからではない。

貴族党をバラバラにして、王女に歯を食いしばらせて、伯爵の憂いを作ったのはまさに、アース(皇太子)じゃない…!

アリアはアニーが持ってきた手紙を悶々と読んだ。

そこにはいつものように、事業を報告・推薦したい新しい事業者のリストがあった。

それらを熟読した後、彼女は最後の手紙に手をつけた。

それはアースからの手紙で、ピノヌア・ルイの名前で来ていた。

[もうすぐ準備ができそうです。
あの時のお答えを頂いてもよろしいですか?]
管理人halu
管理人halu

ああああああ///

一節を読んだアリアの目が揺れた。

もう答えを出せ、ということだった。
今、自分をさらけ出してもいいのだろうか。

彼女は、もっと慎重にならなければならないと思った。

自分の正体を明かしても、ミエールやその背後にいる王女に対処できるのだろうか…

彼が言った言葉が、もう一度彼女の頭に浮かんでいた。

“だからこれからお嬢様は・・・私のそばにいてくれませんか”
彼は、私をそばに置きたいと言っていた…。
アースを利用できればもしかしたら…。

アリアはなぜか違和感を覚えた。

管理人halu
管理人halu

・・利用ね・・。

彼が自分のことを好きだとわかっていても、
オスカーのように彼を利用することに決心がつかない。

管理人halu
管理人halu

ふむ・・。

アリアにとっては不思議な感覚だったが、アリアの悩みはその後の食事で迎えたカインの発言で台無しになってしまった。

__

__

ロースチェント家_食事会場_

『ピノヌア家はアリアにふさわしくない』

管理人halu
管理人halu

・・・・・・は?

食事をしていた伯爵夫妻は、
急にカインがピノヌア家のことを言い出したので、目を開けて理由を聞いた。

アリアもあまりの恥ずかしさで目をぱちぱちさせた。

こんなところで言われるとは思わなかったのだ。

『アリアが会っている人間だ。』

『アリアがピノヌア子爵と会っている?』

カインへの注目はアリアに戻った。

久しぶりに体調の良いふりをしてディナーに参加したところ、突然このような状況になってしまったのだ。
管理人halu
管理人halu

コイツまじ・・こじらせすぎだろ・・。

ピノヌア子爵家の調査に励んでいたようで、
カインは「アリアは彼と会うべきではない」といくつかの理由を挙げていた。

『アリア。本当にピノヌア子爵と会っているの?
いったいどこで初めて会ったの?』

伯爵夫人は困惑して、口ごもりながら尋ねた。

伯爵も、眉をひそめてアリアを見つめた。

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 143話 144話 感想・考察

エマの処刑が行われてからというもの、ミエールは塞ぎ込んでいるようでした。

管理人halu
管理人halu

これは・・敵ではあるけど、つらかったな・・。
でもその機に徐々にミエール側のメイドを手懐けていくアリアよ・・。

また、アースからの手紙がきました・・!

管理人halu
管理人halu

側にいてくれないかの返事ってことよね・・!展開早すぎてオッフ。最高。

しかし、どうやらそこにカインが立ちはだかりそうで・・。

 

管理人halu
管理人halu

いやマジなんなんアイツ。非モテ(モテない男子)こじらせてんじゃねぇよまじ・・。勝手に調査したり、もう会うなとか言ったり・・。アリア、コイツを先にやっちまってくれ・・(シュッシュ‼︎※物騒。

次回も気になります・・!

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【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 145話 146話ネタバレと感想。アースからの贈り物・貴族派に不穏な動き。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」145話・146話(漫画版は55話?)を読んだので紹介し...

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