今回はピッコマで連載中のBammui,STUDIO INUS先生の
「覇王に秘書が必要な理由」原作小説版の6話(漫画版は4話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 6話 あらすじ
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 6話 ネタバレ
狂人の皇帝がセレスティアの部屋にやってきた・・!
皇帝は、あまり興味を示さずに首をかしげた。
『お前の頭の回転が速いのはいいことだ。しかし、俺は質問がある。』
『はい、陛下』
『俺の病気は誰も治なかった。薬も効かない。大神官でさえ何もできまなかった。また、有名な魔法王国であるゴルディナにも数人の部下を送って問い合わせたが、適任者は見つからなかった。でも、お前はどうやって…… ?』
セレスティアはこうなることを予想していたはずだ…..
薬が体に効かないから私みたいな人間が必要。
でも、普通の場合、私の能力は実際には役に立たない。
もし役に立っていたら、私は路上で刺青を消すようなことはしていない。
そんな役に立たない能力を身につけるために、
命がけで体に魔法陣を刻むような無謀なことをする人はいないだろう。
ましてや、魔法を習得するほどの頭脳があればなおさらだ。
彼女も賢かったが、貧しい生活の中では適切な教育を受けることができないのが一つの限界だった。
彼女が魔法陣を体に刻んだとき、彼女はまだ右も左もわからない未熟な状態だったため、それがどれほどの副作用を引き起こすかを知らなかった。
これ以上、自分の命を危険にさらすわけにはいかない。
彼女は苦々しく笑った。
『陛下は、私がどのようにしてそれを治すことができるかを知りたいのですか?』
皇帝の赤く輝く目が細くなった。
やばい・・・。
しかし、今の彼女にとって最も重要なのは、弟のことだった。
皇帝がいつ彼を連れてくるのか、彼女は知るよしもなかった。
『お前は、もう一度俺に同じ質問をさせる気か・・?』
彼の視線に、彼女の心は震えた。
しかし、彼女は平静を装った。
『はい、陛下が気になるのでしたら、まず弟を連れてきてください。』
強気にいった・・!!
皇帝は唇をゆがめて笑った。
セレスティアは唖然としたように彼を見つめた。
『お前の中で変わったのは、その外見だけだな…。
まだ強い意志を捨てていないか。』
・・大丈夫そう・・かな?
『陛下、私はいつでも治療に協力するとすでに約束しています。
それに、私も話を作るのは苦手ですから。』
皇帝は苦笑しながら彼女を見つめた。
理由もなく彼女の体の能力を知ろうとしたのがいけなかったのだ。
ふむ・・。
その時初めて、彼女は自分がローブしか着ていないことに気がついた。
彼女が子供の頃、路地では誰も彼女が裸であるかどうかを気にしていなかった。
10代になっても下着を着ける必要はなかった。…..
ほう・・?笑
『いいだろう、お前がそうしたいのなら。
弟の名前と住所を書け。この都市の長官が面倒を見てくれるだろう。』
すると、皇帝は言いたいことが終わったかのように、突然上着を脱いだ。
へ・・・?
セレスティアは、シャツを着ていない男性や子供を身近に見て育ってきた。
しかし、セレスティアは少し驚いていた。
驚いたのは彼のきれいに引き締まった体そのものではなく、
火傷・・・?
その跡は肩から胸にかけても広がっていた。背中が痛み出していることが理解できた。
このとき初めて、なぜ彼がずっと機嫌が悪かったのかがわかった。
つまり、手の甲だけではなかったのだ。
彼女は彼の身体中からさらに多くの魔法の負のエネルギーを感じることができた。
『こんな…!眠れない夜もあったでしょう…!!』
とても苦しかったはずなのに、彼は平然とうなずいている。
セレスティアはゆっくりと席から立ち上がり、彼の背中に触れようと手を伸ばした。
ほんの少し触れただけなのに、彼は痛みを感じているかのようにうめき声をあげた。
彼の肌は、彼女が触れたところすべてが赤くなった。
彼は再びうめき声をあげた。
・・ちょっと笑う。
セレクの場合は、セレスティアのような有能な人がいつも隣にいたため、すぐに対応することができた。
しかし、皇帝の場合は、今までずっと体中に溜まっていた魔力の悪影響を無効化できる人がいなかったのだ。
・・・。
そんなことを言うのはおこがましいのだが、彼女は最大限の敬意をもって話した。
『このままでは亡くなる可能性すらありますよ…?』
彼は黙っていた。
『治療できると断言したのはお前だが?』
『また、以前のように副作用を無効化するように治すしかありません。
陛下、薬が効かないと言っていましたが、それでも魔力を使っていたのですね…..』
皇帝は不平を言いながら左手を上げ、彼は文句を言う代わりに、
自分の体にある赤みを帯びた傷の一つを指差した。
それは右肩の上にあった。
『これは、先日…、小さな反乱を鎮圧したときにできた傷だ。』
セレスティアが彼の肩に手のひらを置くと、燃えているような感じがした。
彼女は、彼の肌にわずかに触れている自分の手に意識を集中し、その魔法を元に戻そうとした。
肩の傷が完治したように見えたとき、彼は長いため息をついた。
『….これは…本当に効果的だな。
鎮痛剤でもこんなに痛みが和らぐことは今までなかった。』
正直に感心することも皇帝の見習うべきところではあった。
『…今晩は、陛下にぐっすり眠っていただきます。』
『・・俺はどうすればいいのだ?
接触が必要であれば、お前を抱きしめながら寝ればいいのか?』
・・・///
セレスティアはすぐに話題を変えた。
『私は、これから陛下の全面的なお世話をさせていただきます。
今は痛みを消すだけですが…. ですから、明日の一日が終わってからまたご連絡ください。』
『・・・どんな魔法なのかわかれば楽なんだけどな。
ただお前他の人間よりも優れていると思うよ。最近では最高の買い物をしたと満足している。』
セレスティアは皇帝の最近の買い物の中で最高の商品だったという。
彼女以外のものはすべて、非常に高価なものだったに違いない。
だから、ものすごく褒めているはずなのだが、
セレスティアにとってはまるで呪いのように聞こえた。
奴隷・・。
彼の背中を治すのに20分ほどかかった。
表面的にはあまり改善されていなかったが、皇帝が元気になるには十分だった。
脳と体が疲れていたので、これ以上は続けられなかったのだ。
セレスティアの魔法解除にはセレスティアの体力と気力を使うのね・・
皇帝は黙って立ち上がり、大きく息を吸って肩を伸ばし、彼女の方を向いた。
『・・この勢いで毎日治療していたら、いつになったら完治するのだろうか。』
『陛下、まずは魔法の使用をお控えください…。』
皇帝はため息をついた。
『それは私には不可能だ。』
『どうして?!』
『お前は帝国について何も知らないようだな。』
魔法を使わなきゃいけない理由がいっぱいあるんだね。。
でもどうして皇帝だけが・・?それこそ部下が使えば良くないか・・?部下には能力がないのかな・・?
『知るわけがないでしょう。
気がついたら、奴隷として売られていたんですから。』
『…そうかよ。
まぁ…いい。…それじゃあ、また明日会おう。』
彼女がどんなに嫌な思いをしても、
そして彼女が口答えをしていても、皇帝はあまり気にしていないようだった。
__
彼がドアを開けた途端、衛兵たちが即座についてきた。
一人残された彼女は、ベッドに横になった。とても疲れていて、倒れそうだった。
しかし、簡単に寝てしまうわけにはいかない。
指先で触った火傷の熱が、まだ続いているようだった。
今考えてみると、彼は傷を隠すために長袖のローブだけを着ているようだった。
しかし、眠れないという思いを10回目に繰り返す頃には、疲れて眠ってしまった。
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 6話 感想・考察
今話ではセレスティアと皇帝の2人きりの魔法を消す治療の場面が描かれました。
なんか、最初の印象よりも皇帝はラフに話しかけにきてたよね。
ある程度セレスティアに心を許しているみたいな。(顔褒めたり、身体気にしたりとか
セレスティアの魔法の副作用を消す力には、
セレスティアの身体への負荷があり、連続して使用できないこともわかりました。
あとそもそもセレスティアの身体の中にもその副作用が溜まっちゃうんだよね・・?
また、明日約束することになったようですが、今後の進展はあるでしょうか。
次回も気になります・・!
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